話題株ピックアップ【夕刊】(1):ジーエヌアイ、エムスリー、オープン

注目
2020年5月18日 15時17分

■BASE <4477>  2,539円  +500 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値

BASE<4477>が500円高は値幅制限いっぱいに買われる人気となった。同社は中小企業など向けを主力にECサイト制作などを提供、小売業界のデジタルシフト化の動きを背景に収益環境に吹く追い風が強い。当面は先行投資期間で業績は営業赤字が継続しているが、トップラインは大きく伸びており、19年12月期は64%増収を達成、20年12月期も38%増収見込みと高水準の伸びが続く。同社が展開するeコマースプラットフォーム「BASE(ベイス)」は資金や技術力に乏しい中小企業でも簡単にECサイトの運営を可能とする点で注目度が高まっている。そうしたなか、前週末15日に「BASE」のショップ開設数が5月に100万ショップを突破したと発表、これが株価を改めて刺激する格好となった。

■オプティム <3694>  2,811円  +500 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

15日に決算を発表。「今期経常は4.7倍増で4期ぶり最高益更新へ」が好感された。

オプティム <3694> が5月15日大引け後(15:15)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期非連結比78.6%増の2.5億円に伸び、21年3月期も前期比4.7倍の12億円に急拡大を見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。11期連続増収になる。

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■ジーエヌアイグループ <2160>  1,763円  +300 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値

ジーエヌアイグループ<2160>はストップ高。15日取引終了後に発表した20年12月期第1四半期(1~3月)連結決算(国際会計基準)で税引き前利益が前年同期比46.6%増の3億9000万円に拡大して着地しており、これを好感する買いが向かった。グループ会社の中国北京コンチネント薬業が新型コロナウイルスの感染拡大で営業停止期間があったにもかかわらず、主力の特発性肺線維症治療薬「アイスーリュイ」の販売が引き続き増勢だったことが寄与。ヘルスケア事業ではマスクなどの販売が大幅に増加したほか、米国医療機器事業も収益を確保したことも業績拡大につながった。

■コムチュア <3844>  2,467円  +273 円 (+12.4%)  本日終値

15日に決算を発表。「今期経常は6%増で9期連続最高益、実質増配へ」が好感された。

コムチュア <3844> が5月15日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比11.3%増の28.6億円になり、21年3月期も前期比6.2%増の30.4億円に伸びを見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。11期連続増収、10期連続増益になる。

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■エムスリー <2413>  4,155円  +390 円 (+10.4%)  本日終値

15日に決算を発表。「前期税引き前は12%増で19期連続最高益・1-3月期(4Q)税引き前は3%減益、今期業績は非開示」が好感された。

エムスリー <2413> が5月15日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期の連結税引き前利益は前の期比11.9%増の346億円に伸び、19期連続で過去最高益を更新した。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

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■オープンハウス <3288>  2,613円  +224 円 (+9.4%)  本日終値

オープンハウス<3288>が続急伸。15日取引終了後、20年9月期の連結経常利益を従来予想の630億円から770億円(前期比40.2%増)へ上方修正すると発表。従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことを好感する買いが向かった。新型コロナウイルスの影響などで売上高は計画未達となるものの、プレサンスコーポレーション<3254>の株式取得に伴う持ち分法投資損益と負ののれんを計上することが利益を押し上げる。同時に発表した上期(19年10月~20年3月)の同利益は前年同期比17.6%増の260億9300万円だった。

■日産化学 <4021>  4,450円  +360 円 (+8.8%)  本日終値

15日に決算を発表。「今期経常は1%増で7期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は6円増配へ」が好感された。

日産化学 <4021> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比2.3%増の400億円になり、21年3月期は前期比1.0%増の404億円とほぼ横ばいを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を88円→90円(前の期は82円)に増額し、今期も前期比6円増の96円に増配する方針とした。

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同時に発表した「1.79%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の1.79%にあたる260万株(金額で70億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月18日から9月23日まで。

■ノーリツ鋼機 <7744>  1,391円  +102 円 (+7.9%)  本日終値

ノーリツ鋼機<7744>が続急伸。15日取引終了後に連結決算(国際会計基準)を発表。21年3月期業績予想は売上高870億円(前期比33.6%増)、営業利益77億円(同2倍)に急拡大する見通しとなり、これが好感されたようだ。今期は4月にパイオニア(東京都文京区)から買収したDJ機器メーカーAlphaTheta(アルファシータ)の業績上積みなどが収益を押し上げる見込みだ。なお、同時に発表した20年3月期実績は売上高651億1400万円(前の期比2.5%増)、営業利益は37億8200万円(同37.5%減)だった。

■チェンジ <3962>  4,280円  +290 円 (+7.3%)  本日終値

15日に決算を発表。「上期経常は6.2倍増益で着地」が好感された。

チェンジ <3962> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。20年9月期第2四半期累計(19年10月-20年3月)の連結経常利益は前年同期比6.2倍の26.2億円に急拡大し、通期計画の26.2億円に対する進捗率は100.0%に達し、4年平均の43.2%も上回った。

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■日本M&Aセンター <2127>  3,925円  +245 円 (+6.7%)  本日終値

15日に決算を発表。「前期経常は15%増で上振れ着地・10期連続最高益・1-3月期(4Q)経常は14%減益、今期業績は非開示、前期配当を3円増額」が好感された。

日本M&Aセンター <2127> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比15.4%増の144億円に伸び、従来予想の135億円を上回って着地。10期連続で過去最高益を更新した。10期連続増収、10期連続増益となった。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。同時に、前期の年間配当を23円→26円(前の期は23円)に増額し、今期の年間配当は未定とした。

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