株価指数先物【引け後コメント】日経225先物・TOPIX先物ともに米国系の買い越しが目立ってきた

市況
2020年5月19日 17時37分

大証6月限

日経225 20530 +320 (+1.58%)

TOPIX 1490.5 +26.5 (+1.81%)

日経225先物は、前日比530円高(+1.58%)の2万530円で日中取引を終了。米バイオ製薬のモデルナが、新型コロナウイルス向けワクチンの初期の臨床試験で効果が確認されたことを発表。これを好材料視した米国市場の上昇の流れを引き継ぐ展開となった。

しかし、ギャップスタートとはなったが、高値は現物の寄り付き直後に付けた2万660円であり、ナイトセッションで付けた高値(2万680円)には届かなかった。加えて、指数寄与度の大きいソフトバンクグループ <9984> は買い気配から始まったが、買い一巡後はじりじりと上げ幅を縮めると、前場半ばには下げに転じている。これが重荷となり、ランチタイムには2万430円まで上げ幅を縮めている。ただ、ショートカバーも早く、その後は2万500円を挟んでの高値保ち合いが続いた。

手口動向では、日経225先物ではABNアムロが3000枚を超える売り越しに対して、野村、ゴールドマン、シティ、みずほが買い越し。TOPIX先物ではソジェン、ABNアムロの売り越しに対して、JPモルガン、モルガンS、ゴールドマンが買い越しだった。

ABNアムロやソジェンからの手口については、CTA(商品投資顧問)と呼ぶヘッジファンドからとの見方がされている。一方で買い方については、国内勢のほか、昨日に続いて米国系からの買い越しがわずかではあるが目立ってきている。売り越し基調が継続している日本市場おける需給面での変化の動きが意識されてきそうである。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.