C&Gシステムズ---1Qは増収・営業利益80.9%増、両事業ともに堅調に推移するも先行き不透明
C&Gシステムズ<6633>は19日、2020年12月期第1四半期(20年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.8%増の11.22億円、営業利益が同80.9%増の1.21億円、経常利益が同12.6%減の0.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同54.5%減の0.19億円となった。
CAD/CAMシステム等事業の売上高は前年同期比0.6%増の8.77億円、セグメント利益は同42.1%増の0.81億円となった。さらなる市場拡大を目的に、金型隣接市場である部品加工市場、量産市場向け製品「Parts CAM」を2020年2月にリリースした。また当第1四半期連結累計期間は金型用2次元・3次元融合型CAD/CAMシステム「EXCESS-HYBRID II」の販売が堅調に推移したほか、OEM関連、金型・部品製造向け工程管理システム「AIQ」の売上増加が収益に貢献した。一方海外の製品販売では、インドネシア・韓国において前年同期比で堅調に推移したものの、自動車関連の需要が減少したタイ・ベトナム等の地域および年明けから新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた中国では低調に推移している。
金型製造事業の売上高は前年同期比63.0%増の2.45億円、セグメント利益は同319.0%増の0.39億円となった。新規プロジェクトの受注など2019年下期の受注状況が堅調に推移したことに加え、前年同期が低調であったことから、それとの比較で大きく増収増益となった。
2020年12月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大による業績への影響度合いを現時点で合理的に算定するのが困難であるとし、売上高が前期比1.6%増の42.62億円、営業利益が同3.5%増の3.20億円、経常利益が同4.5%増の3.44億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.7%増の1.93億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》