22日の株式相場見通し=売り優勢、米中対立懸念を背景に目先利食い
22日の東京株式市場は、売り優勢の地合いとなり日経平均は2万円台前半で売り物をこなす展開となりそうだ。前日の欧米株市場は総じて軟調な展開となり、米国株市場ではNYダウが朝方に高い場面もあったが、その後は利益確定の売り圧力が強まり結局100ドルあまり下落した。トランプ米大統領がツイッターに中国を批判する投稿をしたことが、米中関係悪化を意識させるものとして嫌気された。東京市場でも前日に日経平均が5日ぶりに反落したものの下げは小幅にとどまっており、騰落レシオなど指標面からも過熱感は解消されていない。きょうは週末ということもあって、目先利食いの動きが上値を押さえることが予想される。
21日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比101ドル78セント安の2万4474ドル12セントと反落。ナスダック総合株価指数は、同90.895ポイント安の9284.881だった。
日程面では、きょうは日銀の臨時金融政策決定会合、4月の全国消費者物価指数、4月の全国百貨店売上高など。海外では、中国で全国人民代表大会(全人代)が開幕、4月の英小売売上高など。