本日注目すべき【好決算】銘柄 Ubicom、電子材料、博展 (25日大引け後 発表分)

注目
2020年5月26日 7時01分

25日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

Ubicom <3937>   ★今期経常は17%増で7期連続最高益更新へ

◆20年3月期の連結経常利益は前の期比21.0%増の7.1億円で着地。続く21年3月期も前期比17.5%増の8.4億円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は高度IT技術者の不足が深刻化する中、グローバル事業で既存顧客や新規顧客の受注が拡大するほか、メディカル事業では前期に投入した次世代レセプトチェックシステムなどの販売が伸び、9.9%の増収を見込む。新型コロナウイルスの影響を加味すると前期比20%以上の増益となる計画。

イトーキ <7972>   ★1-3月期(1Q)経常は38%増益で着地

◆20年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比37.6%増の28.8億円に拡大して着地。首都圏など大都市部を中心としたオフィスの新築・移転やリニューアル需要の増加を背景に、主力とするオフィス家具の販売が大きく伸びたほか、内装工事やパーティションなども増勢だった。

併せて、新型コロナウイルス感染拡大による先行き不透明な状況を踏まえ、従来の通期業績予想(連結経常利益は24億円)を取り下げ、未定に変更した。

電子材料 <6855>   ★前期最終は33%増で上振れ着地、配当を3円増額

◆20年3月期の連結最終利益は前の期比32.8%増の10億7600万円に伸び、従来予想の6億6000万円を大幅に上回って着地。半導体検査用部品関連事業でメモリーIC向け製品の販売が想定より伸びたことが寄与。繰延税金資産の増加に加え、新工場にかかる優遇税制適用で税金費用が減少したことも最終利益を押し上げた。

併せて、前期の年間配当を10円→13円(前の期は10円)に増額修正した。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

博展 <2173> [JQG]  ★前期経常は27%増で上振れ着地・3期連続最高益

◆20年3月期の連結経常利益は前の期比26.5%増の6.4億円に伸び、従来予想の5.8億円を上回って着地。3期連続で過去最高益を更新した。新型コロナウイルス感染拡大で2月中旬以降に開催予定だった展示会・イベントの中止や延期があったものの、大規模公共施設の内装工事や大手企業の大型ショールームを請け負うなど商環境分野の売上高が伸長し、増収を確保した。採算を重視した選別受注に加え、業務オペレーションの効率化や原価管理の徹底も大幅増益につながった。

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