東京株式(大引け)=148円高、リスクオン継続で3カ月ぶり高値水準に

市況
2020年5月27日 15時44分

27日の東京株式市場は目先利益確定売りをこなし、リスクを取る動きが優勢となった。日経平均は2月27日以来約3カ月ぶりの高値をつけた。

大引けの日経平均株価は前営業日比148円06銭高の2万1419円23銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は17億6330万株、売買代金概算は2兆8756億8000万円。値上がり銘柄数は1431、対して値下がり銘柄数は662、変わらずは77銘柄だった。

きょうの東京市場は、日経平均が後場に入り上げ足を強めた。前日の米国株市場ではNYダウが大幅高となったものの、日経平均は前日までの2日間で880円強の上昇をみせていたこともあり、朝方は上値が重くマイナス圏で推移する場面もあった。「香港版国家安全法」などに絡み米中対立の構図が深まるなか、貿易摩擦に対する警戒感もくすぶる。しかし、主要国の経済活動再開を受けた景気底入れ期待を背景に下値は拾われ、後場に入ると先物への買い戻しを絡め日経平均はプラス圏で頑強な値動きをみせた。半導体セクターは利食われるものが目立ったが、米株市場の地合いを引き継ぎ銀行株などへの買いが目立った。東証1部全体の66%の銘柄が高く、売買代金は2兆8000億円台まで膨らんだ。

個別では、トヨタ自動車<7203>が高く、ファーストリテイリング<9983>も後場プラス圏に切り返した。キーエンス<6861>、ファナック<6954>も買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが高く、タカラバイオ<4974>は大幅高となった。マーベラス<7844>、ジェイリース<7187>、enish<3667>がストップ高となり、日機装<6376>も一時値幅制限いっぱいに買われた。

半面、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>が売られ、任天堂<7974>も安い。武田薬品工業<4502>が値を下げ、出光興産<5019>は大幅安。神戸物産<3038>も大きく下落した。LITALICO<6187>、SHIFT<3697>、日本ペイントホールディングス<4612>なども大幅安となった。西武ホールディングス<9024>も水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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