株価指数先物【寄り前コメント】過熱警戒も、利食いに押される場面ではロングポジションを積み増したいところ

市況
2020年6月3日 7時58分

大阪6月限ナイトセッション

日経225 22600 +230 (+1.02%)

TOPIX 1602.0 +13.5 (+0.84%)

CME先物 22650 +280

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

2日の米国市場はNYダウナスダック、S&P500など主要な株価指数が上昇。人種問題を巡る抗議デモが重荷となるものの、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウンが緩和されるなか、経済活動再開や改善を見せている経済指標を背景にリスクオンに向かっている。また、協調減産延長への思惑から原油先物相場が上昇したことも材料視されている。

シカゴ先物は一時2万2705円まで上昇しており、清算値が2万2650円で取引を終えている。日経225先物ナイトセッションは米国市場の開始後に2万2710円まで上げ幅を広げており、2万2600円で取引を終えている。また、TOPIX先物は中心限月で2月25日以来の1600ポイントを回復してきている。

この流れを受けて、買い優勢の相場展開になりそうである。先物にサヤ寄せする形からインデックス買いが指数を押し上げることになるため、指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> など値がさ株がけん引する格好でのスタートになりそうである。過熱感が警戒されるなか、買い一巡後はこう着感が強まりやすいだろうが、米国ではパンデミックによるリスクプレミアムを解消する動きが強まってきており、売り方にとっては仕掛けづらいところ。

一方で、昨日の手口では日経225先物にクレディスイスの買いがみられていた。ヘッジファンドの一種であるCTA(商品投資顧問)はクレディスイス経由から発注される傾向があるとされており、原油相場の強い動きからも、CTAが動き始めたとの思惑につながりそうである。また、 TOPIX先物ではゴールドマンが5500枚超買い越している。配当再投資による需給要因もあり、利食いに押される場面があるならば、ロングポジションを積み増したいところであろう。

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