3日の株式相場見通し=買い優勢、米株高や円安進行など追い風にリスクオン継続
3日の東京株式市場は、買い優勢の地合いが続き日経平均株価は3日続伸となりそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが続伸し約3カ月ぶりの高値をつけたほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も上値追いを続け、コロナショック前の最高値にあと200ポイントあまりに迫っている。原油市況が上昇基調を強めていることに加え、外国為替市場ではリスクオンのドル買いが進み、1ドル=108円台後半まで円安が進んでおり、これを背景に東京市場でも主力株をはじめ市場心理が強気に傾く可能性が高い。株式需給面では海外ヘッジファンドなどの買い戻しが引き続き全体相場の押し上げ要因となりそうだ。一方、騰落レシオなどの投資指標からは過熱感が強く、スピード警戒感からの利益確定の動きも想定され、買い一巡後は伸び悩む可能性もある。
2日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比267ドル63セント高の2万5742ドル65セントと続伸。ナスダック総合株価指数は、同56.326ポイント高の9608.375だった。
日程面では、きょうは6月の日銀当座預金増減要因見込みなど。海外では1~3月期の豪GDP、5月の財新中国非製造業PMI、5月の独失業率、4月のユーロ圏失業率、5月のADP全米雇用レポート、5月の米ISM非製造業景況感指数など。