話題株ピックアップ【夕刊】(2):サンバイオ、東エレク、光通信

注目
2020年6月15日 15時20分

■PI <4290>  795円  -115 円 (-12.6%)  本日終値  東証1部 下落率5位

12日に決算を発表。「今期経常は6%減益、実質減配へ」が嫌気された。

プレステージ・インターナショナル <4290> が6月12日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比8.8%増の53.6億円に伸びたが、21年3月期は前期比5.9%減の50.5億円に減る見通しとなった。

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■サンリオ <8136>  1,618円  -203 円 (-11.2%)  本日終値  東証1部 下落率7位

12日に決算を発表。「前期経常は44%減益で下振れ着地・1-3月期(4Q)経常は赤字転落、今期業績は非開示」が嫌気された。

サンリオ <8136> が6月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比43.9%減の32.7億円に落ち込み、従来予想の50億円を下回って着地。6期連続減収、6期連続減益となった。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

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■HEROZ <4382>  3,565円  -335 円 (-8.6%)  本日終値

12日に決算を発表。「前期経常が一転減益で下振れ着地・今期は46%減益へ」が嫌気された。

HEROZ <4382> が6月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年4月期の経常利益(非連結)は前の期比2.7%減の4億円になり、従来予想の5.1億円を下回り、増益予想から一転して減益で着地。21年4月期も前期比45.5%減の2.2億円に落ち込む見通しとなった。

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■シーアールイー <3458>  1,228円  -114 円 (-8.5%)  本日終値

12日に決算を発表。「8-4月期(3Q累計)経常が5%減益で着地・2-4月期も15%減益」が嫌気された。

シーアールイー <3458> が6月12日大引け後(15:30)に決算を発表。20年7月期第3四半期累計(19年8月-20年4月)の連結経常利益は前年同期比5.1%減の10.6億円に減り、通期計画の21億円に対する進捗率は50.9%にとどまり、5年平均の54.8%も下回った。

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■サンバイオ <4592>  1,533円  -100 円 (-6.1%)  本日終値

12日に決算を発表。「2-4月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。

サンバイオ <4592> [東証M] が6月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は15億円の赤字(前年同期は7.2億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

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■東京エレクトロン <8035>  21,880円  -1,285 円 (-5.6%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>が急落したほか、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連株が総じて軟調。前週末12日の米国株市場では主力株が総じて買われたが、インテルが続落するなど半導体関連の一角には引き続き買い疲れの反動がみられた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反発はしたものの11日に急落した分の5分の1程度の戻りにとどまり、新型コロナウイルス感染拡大第2波に対する警戒感が強い。東京市場では目先円高に対する懸念もくすぶるなか、半導体主力セクターは目先戻り売りの動きが表面化し上値を重くした。

■サイボウズ <4776>  3,050円  -130 円 (-4.1%)  本日終値

サイボウズ<4776>は反落。前週末12日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高38億400万円(前年同期比18.5%増)、営業利益8億8500万円(同11.8%増)、純利益5億4800万円(同9.9%増)と2ケタ営業増益となったが、目先の材料出尽くし感からこの日は利益確定売りが優勢となった。契約企業数の増加などで、自社クラウド基盤「cybozu.com」上で提供するクラウドサービスの売り上げが積み上がったことが牽引した。なお、20年12月期通期業績予想は、売上高151億5100万円から154億5100万円(前期比12.9~15.2%増)、営業利益13億2400万円~21億2400万円(同23.6%減~22.6%増)、純利益6億4000万円~14億4000万円(同36.8%減~42.2%増)の従来見通しを据え置いている。

■光通信 <9435>  23,610円  -830 円 (-3.4%)  本日終値

光通信<9435>が安い。SMBC日興証券は12日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価は2万7000円から2万9000円に引き上げたが市場の反応は限定的のようだ。新型コロナウイルスの影響で、顧客の在宅時間が伸びていることを背景にモバイルルーターや宅配水などを中心に自社商材の契約獲得数が増えており、ストック利益(継続的な月額収入から原価や顧客獲得維持コストを控除したもの)の成長は加速している。契約数の増加に伴う獲得コストの上昇を受け、同証券では21年3月期から2期分の業績を下方修正したが、23年3月期からは増額修正している。

■ネットワンシステムズ <7518>  3,325円  -60 円 (-1.8%)  本日終値

ネットワンシステムズ<7518>が小幅安。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が12日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続しつつ、目標株価を3650円から4300円へ引き上げたが市場の反応は限定的のようだ。同証券では、拡大するクラウド基盤やセキュリティー対策の需要取り込みにより、収益性向上を伴う利益成長が期待できると評価。最近の株価は21年3月期業績を織り込みつつあるとみるが、22年3月期以降の成長性も相対的に高いとみており、21年3月期営業利益予想を会社予想の170億円に対して175億円と予想。22年3月期も同205億円と見込んでいる。

■オーエムツー <7614>  1,477円  +262 円 (+21.6%) 一時ストップ高   本日終値

オーエムツーネットワーク<7614>が急反騰。前営業日比24%を超える上昇をみせ、年初来高値を更新した。12日取引終了後に発表した21年1月期第1四半期(2~4月)の連結経常利益が前年同期比80.8%増の5億4600万円に拡大しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛などの影響で内食需要が増大し、食肉を主力とする小売部門の収益が急拡大した。第1四半期実績だけで、通期計画の12億7000万円に対する進捗率は43%に達しており、早くも業績上振れ期待が台頭している。

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