フェローテクが反落、20年3月期業績は大幅営業減益
フェローテックホールディングス<6890>は反落。16日の取引終了後、20年3月期連結業績決算を発表しており、売上高816億1300万円(前の期比8.8%減)、営業利益60億1200万円(同31.5%減)、純利益17億8400万円(同37.3%減)と大幅営業減益となったことが嫌気されている。
半導体や有機ELパネルメーカーの設備投資の調整局面が続いたことから、半導体等装置関連事業で主力の真空シールが減少したほか、石英やセラミックスなどのマテリアル製品も需要が弱含みとなった。一方の電子デバイス事業は堅調に推移したが、半導体等装置関連事業の落ち込みをカバーしきれなかった。
なお、21年3月期業績予想は、中間期予想のみ発表しており、売上高400億円(前年同期比4.4%減)、営業利益30億円(同15.9%減)、純利益15億円(同2.6%減)を見込み、通期予想は未定としている。