話題株ピックアップ【夕刊】(3):ギグワークス、ワッツ、イマジニア

注目
2020年6月18日 15時23分

■サイオス <3744>  870円  +80 円 (+10.1%)  本日終値

サイオス<3744>が上値追いを加速、きょうで3連騰となり一時107円高の897円まで買われ年初来高値更新となった。システム構築及びメンテナンスなどを手掛けるシステムインテグレーターで、人工知能(AI)分野を深耕している点が人気の背景にある。オープンシステム基盤事業を主力とし、自社製品である「LifeKeeper」が業績に寄与しており、20年1~3月期は営業利益が前年同期比54%増の1億4100万円と大幅な伸びを達成、通期計画の8000万円を既に超過している。時価は2018年7月以来約2年ぶりの高値圏にあるが、株価は滞留出来高の少ない戻り真空地帯に入っており上値が軽い。

■ギグワークス <2375>  1,890円  +162 円 (+9.4%)  本日終値

ギグワークス<2375>が全体軟調相場に逆行して連日の大幅高、きょうで3日続伸となり9.4%高の1890円まで上値を伸ばした。エンジニア派遣やコールセンターコンサルティングなどの人材派遣ビジネスを主力に展開しており、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れに乗り、旺盛なIT人材に対する需要を取り込んでいる。また、ネットなどを通じて単発・短期の仕事を受注する働き方いわゆるギグエコノミー領域においてのサービスを展開し、テレワーク導入の動きと合わせ新たなワーキング形態の橋渡し役としても存在感を高めている。足もとの業績も好調、20年10月期第2四半期の業績は営業利益段階で4億4400万円(同0.1%増)と微増にとどまったが、世界的に新型コロナウイルス感染症の影響が顕在化した2~4月期については15%増と2ケタの利益伸長を果たしていることで、ウィズコロナで業績を伸ばせる企業として注目が集まった。

■ワッツ <2735>  985円  +83 円 (+9.2%)  本日終値

ワッツ<2735>が大幅高で3連騰、9%を超える上昇で985円まで上値を伸ばし年初来高値を更新した。時価は2018年10月以来の高値圏で、18年8月以来の1000円大台回復も視野に入ってきた。100円ショップ大手で小規模店舗の直営展開を特長とし、機動力の高い経営が強みとなっている。コロナ禍で消費者のデフレマインドが醸成されるなか、100円ショップの売り上げは伸びる傾向にある。同社の月次売上高も新型コロナウイルスの影響が出始めた2月は既存店ベースで前年同月比17%増、3月は9%増、4月は16%増、5月も16%増と高水準の伸びを続けている。20年8月期第2四半期(19年9月~20年2月)の業績は営業利益が前年同期比2.1倍の7億8600万円と急拡大している。

■イマジニア <4644>  1,184円  +75 円 (+6.8%)  本日終値

イマジニア<4644>が後場に入って急騰。きょう昼ごろ、サンエックス(東京都千代田区)からライセンス許諾を受け、「すみっコぐらし」を起用した初のスマートフォン向け農園ゲームの配信を決定したと発表しており、これを好材料視する買いが入った。同作はすみっコぐらしたちと楽しい農園生活を送ることができるゲーム。キャラクターたちと一緒に作物を育て、すみっコたちが大好きな食べ物や農園を彩るデコアイテムを作ったり、自分だけの農園を自由に作りあげることができるという。すみっコぐらしは子どもから大人まで幅広い層に人気があり、20年夏から秋の配信開始に向けて期待が高まったようだ。併せて、ニンテンドースイッチソフト「メダロットクラシックスプラス カブト Ver.」「メダロットクラシックスプラス クワガタ Ver.」の発売を決定したことも明らかにしている。

■AI CROSS <4476>  2,030円  +105 円 (+5.5%)  本日終値

AI CROSS<4476>が3日続伸。同社は17日、コールセンター業務の効率化を実現できるサービス「絶対リーチ!forコールバック」の提供を開始したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。このサービスは、自動音声応答システム(IVR)とショートメッセージサービス(SMS)を組み合わせることで、顧客の折り返し電話予約を効率化するもの。通常時の利用に加え、新型コロナウイルスの感染拡大などオペレーター稼働を制限せざるを得ない状況でも活用することができる。

■KeyHolder <4712>  152円  +1 円 (+0.7%)  本日終値

KeyHolder<4712>が3日続伸。17日取引終了後、東証が18日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上とする)を解除すると発表。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いなどが優勢となった。

■岡本硝子 <7746>  199円  +1 円 (+0.5%)  本日終値

岡本硝子<7746>が急伸。きょう付けの化学工業日報で「新型コロナウイルスの殺菌・不活化に寄与する紫外線高反射膜を投入する」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、投入するのは新型コロナウイルスの殺菌に最も効果を発揮する265ナノメートル付近の紫外線を効率的に反射する2液混合型の熱硬化インキによる厚膜で、インキ販売だけではなく、スクリーン印刷による塗布も手掛ける。なお、同件は会社側も6月8日に発表している。

■GameWith <6552>  595円  -24 円 (-3.9%)  本日終値

GameWith<6552>が続落。17日取引終了後、20年5月期連結業績予想の下方修正を発表したことが嫌気された。売上高は32億1700万円から28億8900万円に修正したほか、営業利益は6億1600万円から4億700万円、純利益は4億2000万円から2億1500万円に見直した。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛に伴い、自宅でゲームを行う人が増えホームページの閲覧数は計画を上回ったが、多くの企業が広告出稿を控えたことで広告単価が計画を下回ったことが響いた。第4四半期(3~5月)では、売上高が計画に対し2割未達となったこともあり、今期業績予想を修正した。

■Jストリーム <4308>  2,255円  +62 円 (+2.8%)  本日終値

17日に発表した「『Yappli』と連携開始」が買い材料。

動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」がクラウド型アプリプラットフォーム「Yappli」と連携開始。オンデマンド・ライブといった動画配信を伴うビジネスアプリの導入を支援する。

■大塚家具 <8186>  167円  +9 円 (+5.7%)  本日終値

17日に発表した「家電の展示販売を本格的に開始」が買い材料。

ヤマダ電機 <9831> との連携で家電の展示販売を本格的に開始。

●ストップ高銘柄

メディアリンクス <6659>  331円  +80 円 (+31.9%) ストップ高   本日終値

ツインバード工業 <6897>  1,599円  +300 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値

シェアテク <3989>  481円  +80 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

アジャイル <6573>  904円  +150 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

GAテクノ <3491>  6,150円  +1,000 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

など、12銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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