アドクリ Research Memo(9):保険業界におけるエコシステムを形成し、更なる成長を目指す

特集
2020年6月19日 16時19分

■今後の見通し

3. 目標とする経営指標と成長戦略

アドバンスクリエイト<8798>は目標とする経営指標として、ROE20%以上(2019年9月期実績18.6%)、売上高経常利益率20%以上(同12.5%)、自己資本比率80%以上(同56.2%)を掲げており、現状からさらに収益性並びに資本効率の向上を進めていく方針となっている。このうち、売上高経常利益率については現段階で目標と乖離があるが、前述した付加価値の高いASP事業を伸ばしていくほか、OMO戦略の推進によって生産性を高めながら利益率を向上していくものと予想される。

中期的な成長戦略としては、圧倒的な集客力を持つ保険選びサイト「保険市場」を基盤とした保険代理店事業やメディア事業、再保険事業での成長に加えて、新たにASP事業やBPO事業を育成し、保険に関するあらゆる収益機会にアプローチすることで収益ポートフォリオの拡充を図り、保険会社や保険代理店と「競争」するのではなく「共生」することでエコシステムを形成し、保険業界のプラットフォーマーとして成長を目指していく考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《EY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.