日経平均は246円安でスタート、ファーストリテやファナックが軟調/寄り付き概況

市況
2020年6月25日 9時42分

日経平均 : 22287.87 (-246.45)

TOPIX  : 1564.96 (-15.54)

[寄り付き概況]

25日の日経平均は246.45円安の22287.87円と続落して取引を開始した。前日24日の米国株式相場は反落。ダウ平均は710.16ドル安の25445.94ドル、ナスダックは222.20ポイント安の9909.17ポイントで取引を終了した。全米各地でウイルス感染者数が連日急増していることや米国が欧州連合(EU)と英国からの輸入品に対し新関税を検討しており欧米貿易戦争勃発への懸念が浮上した。国際通貨基金(IMF)が世界、米国経済の見通しを一段と引き下げ、景気後退が深刻化する可能性を警告したため、大きく下落して寄り付いた。その後、ニューヨークなど北東部3州がウイルス感染急増地域からの訪問者に対して、14日間の隔離要請を発表したほか、携帯端末のアップルがヒューストンの7店舗を再び休業することを発表すると下げ幅を一段と拡大した。米国株安を受けた東京株式市場は売りが先行した。東京でも昨日55人の新型コロナウイルス感染が確認され、職場クラスターが発生したと伝えられたこともあり、警戒感が強くなり、リスクオフムードが広がっているもよう。ただ、為替が朝方に一時1ドル=107円10銭台と昨日の円の高値から70-80銭ほど円安・ドル高に振れており、株価の下支え要因となり、寄り付き後の日経平均はやや下げ渋っている。

セクター別では、精密機器、電気・ガス業の2業種が上昇、鉱業、非鉄金属、海運業、空運業、不動産業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、NEC<6701>、資生堂<4911>、テルモ<4543>、花王<4452>、HOYA<7741>などが上昇。他方、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ファーストリテ<9983>、JT<2914>、OLC<4661>、ファナック<6954>、などが下落している。

《US》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.