前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2020年6月26日 5時20分

■レボリュー <8894>  33円 (-5円、-13.2%)

REVOLUTION <8894> [東証2]が続急落。同社は24日大引け後に決算を発表。20年10月期第2四半期累計(19年11月-20年4月)の経常損益(非連結)は2000万円の赤字(前年同期は1400万円の黒字)に転落し、従来の600万円の赤字予想からも赤字幅を拡大して着地。

■新田ゼラチン <4977>  703円 (-99円、-12.3%)

東証1部の下落率トップ。新田ゼラチン <4977> が急反落。同社は24日取引終了後に21年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比23.1%減の13億円としていることが嫌気されたようだ。売上高は同8.8%減の315億円を予想。 新型コロナウイルスの感染予防による外出自粛や観光目的での移動制限などにより、ホテルやレストラン向けなどの業務用商材が大きな影響を受ける可能性があるとみている。なお、20年3月期通期の連結決算は、売上高が前の期比5.3%減の345億4300万円、営業利益が同88.2%増の16億9000万円で着地した。

■HIS <9603>  1,694円 (-149円、-8.1%)

東証1部の下落率3位。エイチ・アイ・エス <9603> が続急落。同社は24日大引け後に決算を発表。20年10月期第2四半期累計(19年11月-20年4月)の連結経常損益は7.6億円の赤字(前年同期は88.7億円の黒字)に転落した。同時に、従来33円を計画していた期末一括配当を未定に変更した。

■日本製鉄 <5401>  1,021円 (-51円、-4.8%)

日本製鉄 <5401> が大幅続落。トヨタ自動車 <7203> が保有していた日本製鉄の政策保有株(保ち合い株)を全て売却していたことが嫌気された。24日に公表したトヨタの20年3月期の有価証券報告書で、明らかになった。トヨタによる日本製鉄株の売却は25日付の日本経済新聞で報道されたが、同紙では「トヨタは部品メーカーを含む仕入先の保有株の整理をここ数年加速しており、成長投資に資金を振り向ける」と伝えている。

■JAL <9201>  1,975.5円 (-85円、-4.1%)

日本航空 <9201> 、ANAホールディングス <9202> など空運株の下げが目立つ。業種別騰落率で「空運」は東証1部33業種中で値下がり率トップに売り込まれた。米国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、新規感染者数の多い週ではロックダウンの可能性も取りざたされている。そのなか米国株市場では空運株大きく値を下げた。日本国内では相対的に新型コロナウイルスに対する警戒感は低いが、国内旅客需要の回復には時間がかかるとの見方が出ており、JALやANAは連想売りの対象となった。

■三菱UFJ <8306>  426.7円 (-10.8円、-2.5%)

三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、三井住友フィナンシャルグループ <8316> などメガバンクが軟調。24日の米国株市場では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっていないことで、経済活動が再びストップするのではないかとの懸念が売りを誘発したが、景気先行きを不安視して債券が買われ、米10年債利回りは0.68%台まで低下、再び0.7%台を割り込んできた。これを背景に24日の米国株市場ではゴールドマン・サックス、JPモルガンなど大手金融株が軒並み安となり、全体指数の下げを助長した。東京市場でも米国事業を展開するメガバンクは運用環境の悪化を嫌気する売りが優勢となった。

■国際石開帝石 <1605>  690.5円 (-8.9円、-1.3%)

国際石油開発帝石 <1605> や石油資源開発 <1662> が続落。24日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の8月限が24日比2.36ドル安の1バレル=38.01ドルと下落した。新型コロナウイルス感染再拡大への恐れが高まるなか、原油需要低迷を警戒する売りが膨らんだ。また、米国の原油在庫増加による需給悪化も不安視され原油価格は軟調に推移した。

※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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