日本通信が後場上昇、自社SIMを米国で発売
日本通信<9424>が後場に入り上昇している。前引け後に、米国におけるMVNO事業モデルを飛躍的に発展させるため、独自の「自社SIM」を発売したと発表しており、これが好感されている。
今回発行する「自社SIM」は、同社がSIMメーカーから調達するSIMを使い、新たな機能を追加できるため、これまで実現できなかった新たなサービスの提供を可能にしたのが特徴。また、モバイルネットワーク経由で新たな認証情報や機能をリモートから搭載することを可能にしており、これにより1年目は携帯事業者A社の携帯網を使い、2年目はB社の携帯網にスイッチできる「キャリア・スイッチSIM」を提供できるようになるという。更に、同社は現在、ローカル5G/4Gへの取り組みを進めているが、「自社SIM」にローカル基地局の認証情報と、携帯キャリアの基地局の認証情報の両者を書き込むことで、1枚のSIMでローカルと携帯キャリアの両方を一体として使える「ハイブリッドSIM」の提供も開始するとしている。