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2020年6月28日 8時01分
市況

伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 6月28日版

NYダウが週明け後に押し目つけるなら、年末に日経平均3万円の可能性残す

1. NYダウ、日経平均は強気なら9月が現在の値位置よりも高い

前回(6月21日版)、 日経平均株価が本年年末に向けて3万円以上を目指す動きになる場合の動き方について書きました。

日経平均株価が年末へ向けて3万円以上へ上昇する場合、7月から12月までの6カ月間で、あと8000円幅以上の上昇場面となる必要があります。

4月、5月の上昇場面での1カ月の変動幅は、だいたい2500円幅前後です。例年、10~12月の期間が4月、5月よりも大きく動きやすいことを考慮すると、まだ十分に達成可能な状態だと言えます。

本年は政府、財務省、日銀が一体となって積極的に景気を盛り上げようとしている年です。当たり前のように感じますが、過去にほとんど見られなかった状況です。

政策でしか高値更新を期待できない日経平均株価にとって、本年から来年にかけて大きく上昇して3万円を超えられないなら、この先も2万4000円前後が強力な壁であり続けると考えたくなります。

本年はそういう状況のため、はっきりと弱気の流れを確認するまで、年末へ向けて3万円以上を目指す可能性を考えておきます。

2017年9月から11月はほぼ一本調子の上昇局面を経過して、何連騰などと話題になっていました。この時でも17年9月8日の安値1万9239円から11月9日の高値2万3382円まで、だいたい2カ月で4143円幅程度の上昇にしかなっていません。

勢いの強い上昇の流れが数カ月も継続するとは考えられないので、2カ月程度で4000円幅の上げがあるとしても、その他の月が緩やか、ジグザグの上昇になると考えられます。

前置きが長くなりましたが、要するに年末へ向けて日経平均株価が3万円以上目指すためには、9月の時点で2万3000円以上、2万4000円程度に位置している必要があるということです。9月の時点で、 NYダウ、日経平均とも、現在の値位置よりも上に位置している必要があります。

これまで幾度か書いているので、詳細な見方は省略しますが、NYダウ、日経平均株価が9月の時点で現在の値位置か、それ以上へ位置している場合、今後の価格は6月の安値(2万1529円)付近で下値を支えられて、いったん上昇する動きになると考えられます。

そこで、以下では週明け後の価格が上昇を開始するための動き方について紹介します。

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伊藤智洋

日経平均株価・短期シナリオ
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