株価指数先物【引け後コメント】ひとまず2万2000円割れの場面は押し目買いといった見方に

市況
2020年6月30日 17時27分

大証9月限

日経225 22230 +180 (+0.81%)

TOPIX 1558.0 +6.0 (+0.38%)

日経225先物は、前日比180円高(+0.81%)の2万2230円で取引を終了。米国市場の反発の流れのほか、半導体大手マイクロン・テクノロジーの決算を受けた時間外の上昇が材料視され、日経225先物は2万2390円とシカゴ先物清算値(2万2335円)を上回ってギャップスタートで始まると、前場半ばには一時2万2420円まで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、中国の香港に対する「国家安全維持法案」の可決に伴う米政権の反応を見極めたいとする手控えムードのほか、月末のリバランス需給などもあって買い一巡後は2万2300~2万2350円レベルでのこう着が続いた。

後場半ばには再び2万2400円に乗せる場面もあったが続かず、引けにかけてはリバランスの流れによって急速に上げ幅を縮め、2万2230円と本日の安値圏で取引を終えている。ただし、日経225先物は本日の上昇により、2万2000円割れの場面は押し目買いといった見方を確認する形となった。

中国の香港に対する「国家安全維持法案」の可決に伴う初動の市場反応は、香港市場がしっかりだったこともあり、嫌気する流れとはならなかった。ただし、米国の反応によっては中国との緊張が高まる可能性もあり、米国の出方を見極めたい。グローベックスのNYダウ先物は、現時点では100ドル安ほどで推移している。年金のリバランスに伴う売りは想定内であり、一方でマイクロン・テクノロジーの決算評価の流れでハイテク株主導での底堅さが意識されるかが注目される。

手口面では、日経225先物では、ABNアムロが2100枚程度の売り越しに対して、メリルが1180枚、モルガンSが1080枚程度の買い越し。なお、ABNアムロは1万4000枚売りに対して、1万1900枚の買いによる差し引き売り越しであり、ほとんどは短期的な売買が中心である。また、TOPIX先物では、前日に2200枚程度売り越していたソジェンが2700枚程度の買い越し。売り方はSMBC日興が1230枚、クレディスイスが1100枚、ABNアムロが1100枚程度の売り越しとなった。

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