本日注目すべき【好決算】銘柄 総医研HD、エスプール、富士製薬 (1日大引け後 発表分)

注目
2020年7月2日 7時01分

7月1日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

総医研HD <2385> [東証M]  ★前期経常を15期ぶり最高益に上方修正、配当も1円増額

◆20年6月期の連結経常利益を従来予想の9.2億円→10.5億円に14.1%上方修正。増益率が4.9%増→19.7%増に拡大し、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。化粧品事業で「モイストクリームマスクPro.」を中心とする中国向け商品の販売が、現地企業との提携効果などを背景に拡大したことが収益を押し上げた。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の4円→5円(前の期は4円)に増額修正した。

エスプール <2471>   ★上期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年11月期上期(19年12月-20年5月)の連結経常利益を従来予想の7.8億円→9.8億円に26.5%上方修正。増益率が0.5%増→27.1%増に拡大し、従来の5期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。巣ごもり需要を背景に物流代行サービスでEC通販業務が増加した。主力の人材アウトソーシングサービスと障がい者雇用支援サービスでは新型コロナウイルス感染症の影響は限定的だった。派遣スタッフの募集費や農園建設費用の抑制が進んだことも上振れに貢献した。

イーサポート <2493> [JQ]  ★上期経常を2.9倍上方修正

◆20年11月期上期(19年12月-20年5月)の連結経常利益を従来予想の3200万円→9300万円に2.9倍上方修正。減益率が80.5%減→43.3%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言発令に伴い、予定していた採用・研修費、広告宣伝費、出張・交通費などの経費が未発生となったことが上振れの要因となった。

富士製薬 <4554>   ★今期最終を3.4倍上方修正

◆20年9月期の連結最終利益を従来予想の4.9億円→16.6億円に3.4倍上方修正。減益率が83.4%減→43.8%減に縮小する見通しとなった。評価損を見込んでいた投資有価証券の時価が回復したことに伴い、投資有価証券評価損11.7億円を戻入計上することが最終利益を押し上げる。

テイツー <7610> [JQ]  ★今期経常を一転2.7倍増益に上方修正

◆21年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の1.9億円→7.4億円に3.9倍上方修正。従来の29.6%減益予想から一転して2.7倍増益見通しとなった。新型コロナウイルス感染症の影響に伴う巣ごもり需要で来店客数が増加し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.