東京株式(大引け)=24円高、強弱感対立のなか方向感定まらない展開

市況
2020年7月2日 15時45分

2日の東京株式市場は買い優勢で始まったものの、売り買いが交錯し、日経平均はマイナス圏に沈む場面もあった。大引けはプラス圏着地も小幅の上昇にとどまった。

大引けの日経平均株価は前営業日比24円23銭高の2万2145円96銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は13億5725万株、売買代金概算は2兆2366億7000万円。値上がり銘柄数は753、対して値下がり銘柄数は1343、変わらずは73銘柄だった。

きょうの東京市場は、強弱感が対立するなか方向感が定まりにくい地合いとなった。前日の米国株市場では市場コンセンサスを上回る経済指標が支えとなったものの、主要株指数が高安まちまちの展開。ナスダック総合指数は過去最高値を更新したが、東京市場ではこれを手掛かりとする動きは限定的だった。米国では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、経済への影響が懸念されるほか、日本でも東京都内で新規感染者数が再び100人を超えたことが伝わり、緊急事態宣言が再度発令されることへの警戒感が市場心理を冷やす形となった。日本時間今晩に発表される6月の米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあり、上値を買い進む動きは限られた。日経平均、TOPIXともにプラスだが、値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回っている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>が高く、任天堂<7974>も上昇した。トヨタ自動車<7203>が上値を指向し、ソニー<6758>、武田薬品工業<4502>も買い優勢だった。リテールパートナーズ<8167>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が大幅高となり、日本通信<9424>も物色人気。エスプール<2471>、enish<3667>なども値を上げた。

半面、キーエンス<6861>が売られ、レーザーテック<6920>も軟調、SUMCO<3436>も安い。レオパレス21<8848>、ディー・エル・イー<3686>などが大幅安、GMOクラウド<3788>も急落した。サンデンホールディングス<6444>も大きく水準を切り下げたほか、イーブックイニシアティブジャパン<3658>、古河電池<6937>などの下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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