株価指数先物【引け後コメント】狭いレンジ内での短期的な売買が中心

市況
2020年7月2日 17時26分

大証9月限

日経225 22180 +90 (+0.40%)

TOPIX 1544.0 +7.0 (+0.45%)

日経225先物は、前日比90円高(+0.40%)の2万2180円で取引を終了。予想を上回った6月のISM製造業景況指数を材料視した米国市場の流れを受けて、日経225先物は2万2180円とシカゴ先物清算値(2万2185円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き後にはショート筋の売りによって一時2万2040円まで下落。

ただし、2万2000円に接近する場面では底堅さが意識され、前引けにかけてはショートカバーが優勢となり、2万2250円まで切り返している。後場に入ると東京都の新型コロナウイルスの1日の感染者数が100人を超えたと伝わり、再び下値を試す流れがみられたが、前場安値は割り込めず。引けにかけてはショートカバーにより、2万2180円で取引を終えた。

結局は2万2050円~2万2250円辺りでのレンジ相場となり、短期筋の仕掛け的な売買以外は明確なトレンドが出なかった。6月半ばの乱高下以降は狭いレンジ相場が継続しており、日中の値幅も日々縮小してきているため、煮詰まり感が意識されやすい。米国では経済指標の内容が材料視されるが、新型コロナウイルスに関連する報道も多く伝わるなかでは、ポジションを傾けづらい需給状況であろう。

2日の米国では雇用統計の結果を受けた市場反応に関心が集まるだろうが、3連休入りとなるため出来高は限られるとみられる。3連休中の新型コロナウイルスに関連した報道なども警戒視されやすく、引き続き方向性に欠ける相場展開が見込まれる。ただし、来週にはETFの配当捻出のための売りが重荷になるとみられている。そのため、短期的な変動を狙ったショート筋の売りが出やすいと見ておきたい。

手口面では、日経225先物では、ABNアムロが680枚、バークレイズが600枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが550枚、ドイツが460枚程度の買い越し。また、TOPIX先物では、メリルが1150枚、モルガンSが760枚、メリルが1300枚程度の売り越し。買い越しではクレディスイスが790枚、ゴールドマンが690枚程度の買い越しであり、ほぼデイトレードが中心のようだ。

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