ベネ・ワン Research Memo(9):2021年3月期は、1株当たり3円の増配を計画

特集
2020年7月2日 18時09分

■ベネフィット・ワン<2412>の株主還元策

株主還元策は、年間の純資産配当率(DOE)を10%以上と配当性向70%以上を目標に、継続的かつ安定的な配当を基本方針としている。2019年3月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行った。また、2019年7月と11月にそれぞれ180万株、63万株の自己株式を取得し、その全株式を消却した。2019年3月期の株式分割修正後の1株当たり配当金は、25.0円(うち記念配当が6.0円)で、8期連続増配であった。2020年3月期は、1株当たり配当金25.0円(普通配当部分の比較では前期比6円の増配)、配当性向70.9%、DOEが22.0%であった。2021年3月期は、1株当たり年間配当金を前期比3円増の28.0円とし、配当性向71.9%を計画している。

■情報セキュリティ

ITシステムをセキュアなクラウドサービスに転換へ

情報セキュリティ対策は、制度、人、システムの3面により構成される。外部からの不正侵入に備えて、外部専門会社から脆弱性のテストを受けている。また、内部からの情報漏洩を防ぐため、社員教育に力を入れている。現在は、守りを重視していることから、柔軟性に欠けるきらいがある。同社は、ITシステムのクラウドへの移行段階にある。セキュアなクラウド上にプラットフォームを確保することで、防御力と柔軟性を兼ね備えたシステムへの移行を図る。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《EY》

提供:フィスコ

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