クスリアオキが大幅反発、前期業績の上振れ着地と今期最高益・増配見通しを好感
クスリのアオキホールディングス<3549>が大幅反発している。2日の取引終了後に発表した20年5月期の連結経常利益は前の期比15.1%増の168億2900万円(従来予想は129億円)と減益予想から一転して増益で着地。続く21年5月期の同利益は前期比0.4%増の169億円と11期連続で過去最高益を更新する見通しとなり、これが好材料視されている。
前期業績は新型コロナウイルスの感染拡大で医薬品や生活必需品などに特需が発生したことが計画上振れの要因となった。今期はドラッグストア95店舗の新規出店を計画するほか、既存店では品揃えの見直しや全面改装の実施などで活性化を図る。併せて、今期の年間配当は前期比2円50銭増の22円50銭に増配する方針としたことも好感されたようだ。