日本オラクルが大幅続伸、国内大手証券が投資判断を「2」へ引き上げ
日本オラクル<4716>は大幅続伸。大和証券が2日付で投資評価を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ、目標株価を8800円から1万4700円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。
同証券では、クラウドの需要拡大に採算改善が加わり、累積的に増収増益が続くとの見方を示している。会社側は新型コロナウイルスのダメージを織り込むが、過度に慎重と考えている。21年5月期下期以降は、コロナ対策の企業側サーバー強化や企業システムのプライベートクラウドシフト、政府補正予算に伴うデジタルガバメント需要が、業績を押し上げると予想。また、国際的な超低金利下で、構造的な安定成長と1%強の配当利回りが期待できる同社株は、債券代替的な投資需要としても応えることができるとしている。