今日の為替市場ポイント:ウイルス感染拡大を警戒して円売り抑制も

通貨
2020年7月8日 8時18分

7日のドル・円は、東京市場では107円25銭から107円64銭まで反発。欧米市場でドルは107円79銭まで買われた後に107円50銭まで下落し、107円53銭で取引終了。

本日8日のドル・円は、107円台で推移か。米国におけるウイルス感染拡大は無視できないことから、目先的にリスク選好的な円売りは抑制される可能性がある。

7日のニューヨーク市場では、ウイルス感染の増加を警戒して米国株式は軟調推移となった。安全逃避的な取引が活発となり、米国債券とドルが買われたが、金先物も強い動きを見せた。この日発表された5月の米JOLT求人件数は市場予想を上回ったものの、雇用情勢の改善傾向は確認済みであることから、市場反応は限定的だった。

市場関係者の間では「米国政府による追加経済支援への期待は持続していることや、新型コロナウイルスのワクチン開発の進展などが株式市場を下支えする」との見方が存在している。一部の投資家は米中対立が続いていることを警戒しているようだが、二国間の関係悪化につながる新たな材料が提供されない場合、為替などでリスク回避的な取引が一段と拡大する可能性は低いとの見方が多いようだ。

《CS》

提供:フィスコ

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