【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、米株高受け買い優勢も上値は重い展開 (7月9日)

市況
2020年7月9日 16時25分

日経平均株価

始値  22442.30

高値  22679.08(13:17)

安値  22434.38(09:00)

大引け 22529.29(前日比 +90.64 、 +0.40% )

売買高  11億7582万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆2220億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日ぶり反発、米株高受け上昇も上値重い展開に

2.朝方は売り買い交錯で方向感つかめず、前場は強含みで推移

3.後場に入りに日経平均は一段高で一時240円超高い場面も

4.東京都の新型コロナ感染者220人超と伝わり市場心理悪化

5.値下がり銘柄数は1500近くに達し全体の約7割を占める

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比177ドル高と反発した。景気回復期待を背景に主力ハイテク株を中心にに買いが優勢となった。

東京市場では、前日の米株高を受け日経平均株価は反発に転じたものの上値は重かった。値下がり銘柄数が値上がりを大幅に上回った。

前日の欧州株市場は安かったが、米国株市場ではこの流れを断ち切る形で主要3指数が揃って買われ、ナスダック総合指数は史上最高値を更新した。これを受け本日の東京市場は朝方売り買い交錯のなか方向感に欠ける展開だったものの、下値では買いが厚く前日終値を上回る水準で強含み、後場に入ると一段高に買われた。ただ、東京都でのコロナ感染者数が220人以上確認されたと伝わると、これが投資家心理を冷やす形で上げ幅を縮小した。日経平均株価は一時240円以上高い場面もあったが、225採用銘柄のソフトバンクGやファミマなどが大きく上昇したことによる影響が大きくTOPIXは前引け時点では安かった。大引けはTOPIXもわずかにプラス圏で着地したが、値下がり銘柄数が1500近くに達し、全体の69%を占めるなど地合いは悪かった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が断トツの商いをこなし大幅高。ソニー<6758>も大きく買われた。レーザーテック<6920>も物色人気。アドバンテスト<6857>もしっかり。エーザイ<4523>が上昇、サムコ<6387>も値を飛ばした。ローソン<2651>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も高い。ファミリーマート<8028>はストップ高。ベルシステム24ホールディングス<6183>、ヨンドシーホールディングス<8008>も急伸。

半面、トヨタ自動車<7203>が冴えず、イオン<8267>が下落。武田薬品工業<4502>、第一三共<4568>が安く、神戸物産<3038>も売られた。ウエルシアホールディングス<3141>なども安い。イオンフィナンシャルサービス<8570>が急落、古河電池<6937>、TOKYO BASE<3415>、ペッパーフードサービス<3053>なども大幅安となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ファミマ <8028> 、エーザイ <4523> 、ファナック <6954> 、ソニー <6758> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約151円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568> 、セコム <9735> 、キッコマン <2801> 、イオン <8267> 、京セラ <6971> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約25円。

東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)電気・ガス業、(3)電気機器、(4)証券商品先物、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)不動産業、(3)鉄鋼、(4)金属製品、(5)海運業。

■個別材料株

△大戸屋HD <2705> [JQ]

筆頭株主のコロワイド <7616> が1株3081円でTOB発表。

△マーケットE <3135> [東証M]

「高く売れるドットコム」と「おいくら」との本格連携を開始。

△アセンテック <3565>

7月末を基準日として1株を2株に株式分割。

△ボルテージ <3639>

中国簡体字版「ダウト」の登録ユーザー数10万人突破。

△イルグルム <3690> [東証M]

6月度売上高は4割増で21ヵ月連続前年実績を上回る。

△エーザイ <4523>

アデュカヌマブの米国での新薬承認申請を好感。

△ベル24HD <6183>

第1四半期は営業利益4.5%増。

△4℃ホールデ <8008>

21年2月期は減収減益予想も連続増配継続。

△ファミマ <8028>

伊藤忠 <8001> が完全子会社化をめざしTOBを発表。

△協和コンサル <9647> [JQ]

販管費のスライドなどで上期業績は計画上振れ。

▼イオンFS <8570>

第1四半期営業赤字に転落。

▼天満屋ス <9846> [東証2]

21年2月期業績予想を下方修正。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ファミマ <8028> 、(2)ベル24HD <6183> 、(3)ボルテージ <3639> 、(4)4℃ホールデ <8008> 、(5)トランスコス <9715> 、(6)キャリインデ <6538> 、(7)ラクスル <4384> 、(8)アセンテック <3565> 、(9)サムコ <6387> 、(10)カカクコム <2371>

値下がり率上位10傑は(1)イオンFS <8570> 、(2)ペッパー <3053> 、(3)古河池 <6937> 、(4)イオン北海道 <7512> 、(5)アイロムG <2372> 、(6)ジェイリース <7187> 、(7)T-BASE <3415> 、(8)日東精 <5957> 、(9)イチネンHD <9619> 、(10)エムアップ <3661>

【大引け】

日経平均は前日比90.64円(0.40%)高の2万2529.29円。TOPIXは前日比0.01(0.00%)高の1557.24。出来高は概算で11億7582万株。東証1部の値上がり銘柄数は594、値下がり銘柄数は1496となった。日経ジャスダック平均は3426.95円(16.11円安)。

[2020年7月9日]

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