NY株式:NYダウ361ドル安、ウイルス感染収束の兆しなく見通し悪化

市況
2020年7月10日 7時00分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は361.19ドル安の25706.09ドル、ナスダックは55.25ポイント高の10547.75ポイントで取引を終了した。先週分の新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを好感し、上昇して寄り付き、ナスダック総合指数は一時過去最高値を更新した。しかし、フロリダ州での1日のウイルス感染者数が過去最多にのぼったとの報道などで景気回復見通しが一段と悪化しNYダウは下落に転じた。最高裁がトランプ大統領の納税記録のNY大陪審への開示を認める判断が報じられたことも売り材料となった。しかし、引き続きハイテクが底堅く引けにかけて下げ幅を縮小。セクター別では、エネルギー、自動車・自動車部品が大きく売られた一方、食・生活必需品小売、小売りが買われた。

ネットワーク機器のシスコシステムズ(CSCO)はモルガンスタンレーの投資判断引き上げを受けて上昇。会員制卸売のコストコ(COST)は6月の売り上げが予想を上回ったことが好感され上昇した。一方、小売りのベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)は第1四半期の決算が予想を下回ったほか今後2年間で200店舗閉店する計画を発表し急落。大手銀のウェルスファーゴ(WFC)は、2020年にも雇用削減を開始する計画を明らかにして下落した。また、ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)はウイルス対策関連コストが嵩み第3四半期の決算が予想を下回ったほか、雇用削減を発表。また、自社株買い計画も停止すると発表したため急落した。

ムニューシン財務長官は、7月中に何らかの追加財政策を決定する意向を示した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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