ドーンが急反騰、21年5月期は2ケタ営業増益で1円増配へ
ドーン<2303>が急反騰している。9日の取引終了後に発表した21年5月期の単独業績予想で、売上高11億円(前期比4.8%増)、営業利益3億3000万円(同13.8%増)、純利益2億2600万円(同13.0%増)と2ケタ営業増益を見込み、年間配当は前期比1円増の11円を予定していることが好感されている。
主力サービスの「NET119緊急通報システム」の積極的な営業展開を行い、クラウドサービスの利用料収入で既存顧客の定常収入に加えて、新たな契約の獲得に伴う増収を見込む。また、受託開発ではクラウドサービスの新規契約に伴う初期構築や、引き続き電力会社における施設管理用の地理情報システムなどの受注を見込んでいる。なお、20年5月期決算は、売上高10億5000万円(前の期比17.6%増)、営業利益2億9000万円(同44.8%増)、純利益2億円(同28.6%増)だった。
同時に、兵庫県内の2つの消防で映像通報システム「Live119」の本運用を開始したと発表しており、今後、全国の消防での本格導入を積極的に推進するとしていることから、これも好材料視されているようだ。