東京株式(前引け)=反発、米株高に追随しリスク選好の流れ
15日前引けの日経平均株価は前営業日比325円23銭高の2万2912円24銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億1598万株、売買代金概算は1兆763億4000万円。値上がり銘柄数は1598、対して値下がり銘柄数は482、変わらずは88銘柄だった。
きょう前場の東京市場は前日の米株高を受けリスクを取る動きが優勢となり、主力株中心に買われ日経平均は大きく切り返しに転じた。2万3000円大台まであと50円あまりに迫る場面もあった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えないものの、ワクチン開発の進展に期待する買いが優勢となり、景気敏感セクターなどに投資資金が流入している。前場の売買代金は1兆円を上回ったものの商いは盛り上がりを欠いている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が高く、ソニー<6758>も堅調、東京エレクトロン<8035>、トヨタ自動車<7203>なども上昇した。SMC<6273>が大幅高。イズミ<8273>がストップ高に買われ、セラク<6199>も急騰した。半面、レーザーテック<6920>が利益確定売りに押され、ネクソン<3659>も値を下げた。エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>が大幅安、ネオス<3627>、日本電子材料<6855>なども大きく下落した。クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>も安い。