★本日の【イチオシ決算】 テラスカイ、メディアドゥ、ベイカレント (7月15日)
1)本日(7月15日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【テラスカイ <3915> 】 ★3-5月期(1Q)経常は66%増益で着地
◆21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比66.1%増の3.1億円に拡大して着地。主力のソリューション事業でセールスフォースを中心としたクラウドサービスの導入開発案件、AWSへのクラウドマイグレーション案件が増加したことが寄与。製品事業でクラウドデータ連携基盤や画面作成ツール、グループウェアの契約が引き続き伸びたことも大幅増益に貢献した。
第1四半期実績だけで、通期計画の5億円に対する進捗率は62.9%に達しており、業績上振れが期待される。
● サプライズな決算発表・業績修正
PCNET <3021> [東証2] ★今期経常は23%増で16期ぶり最高益、1円増配へ
◆20年5月期の連結経常利益は前の期比29.5%増の4億0800万円で着地。続く21年5月期も前期比22.5%増の5億円に伸び、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はテレワークの普及加速でノートパソコンのサブスクリプション形式の受注などが伸びるほか、HDD転売事件をきっかけとするデータ消去需要の拡大も追い風になる。
併せて、今期の年間配当は前期比1円増の23円に増配する方針とした。
メディアドゥ <3678> ★3-5月期(1Q)経常は61%増益で着地
◆21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比61.0%増の7.3億円に拡大して着地。新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり消費の増加や紙本から電子書籍への移行の進展を追い風に、主力の電子書籍流通事業の収益が大きく伸びたことが寄与。
通期計画の20億円に対する進捗率は36.7%に達しており、業績上振れが期待される。
北川精機 <6327> [JQ] ★前期経常を32%上方修正
◆20年6月期の連結経常利益を従来予想の3.4億円→4.5億円に32.4%上方修正。減益率が38.6%減→18.8%減に縮小する見通しとなった。大型案件の受注を背景に工場の高稼働率を維持し生産効率が向上したことに加え、継続的に実施している案件ごとの原価管理の徹底も寄与し、採算が大きく改善した。
ベイカレント <6532> ★3-5月期(1Q)税引き前は83%増益で着地
◆21年2月期第1四半期(3-5月)の税引き前利益(非連結)は前年同期比83.0%増の29.7億円に拡大して着地。前期から継続していたコンサルティングサービスの好調な受注状況に加え、増員したコンサルタントの戦力化が進んだことも収益拡大につながった。業種別では情報通信、メディア、ハイテク向けの案件が大きく伸びた。
きずなHD <7086> [東証M] ★今期税引き前は38%増益へ
◆20年5月期の連結税引き前利益は前の期比45.9%減の3.3億円に落ち込んだものの、続く21年5月期は前期比38.1%増の4.6億円にV字回復する見通しとなった。今期は15ホールの新規開設を計画。家族葬ニーズの継続や前期開設した7ホールなども寄与し、葬儀件数は15%増加する見込み。葬儀単価は新型コロナウイルスの影響で減少するものの、徐々に回復することを想定している。
東京衡機 <7719> [東証2] ★3-5月期(1Q)経常は4.8倍増益で着地
◆21年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比4.8倍の1.5億円に急拡大して着地。試験器事業で手持ちの受注案件の出荷が順調に進んだことに加え、商事事業で前期から開始した海外向け商品の販売が大きく伸びたことも収益を押し上げた。
■引け後発表
◆本決算:
<8977> 阪急阪神R [東R]
◆第2四半期決算:
<6694> ズーム [JQ]
合計2社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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