17日の株式相場見通し=続落、米株安受け下値模索も下げ幅限定的か

市況
2020年7月17日 8時00分

17日の東京株式市場は、リスク回避ムードが継続し日経平均は続落しそうだ。前日の米国株市場では新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、経済停滞への懸念が再浮上していることや、米中対立が先鋭化することへの警戒感などが上値を押さえ、NYダウ、ナスダック総合指数ともに軟調だった。東京市場でも都内の新型コロナ感染者数が過去最多を記録するなど要警戒局面にあり、これがマーケット心理を冷やし買い手控え要因となりそうだ。ただ一方で、新型コロナのワクチン開発に対する期待感も高まっている。下値では値ごろ感からの押し目買いが予想され、2万2000円台後半で底堅さを発揮する可能性がある。

16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比135ドル39セント安の2万6734ドル71セントと5日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は、同76.663ポイント安の1万473.829だった。

日程面では、きょうは7月の主要銀行貸出動向アンケート調査が朝方に日銀から開示。海外では7月の消費者態度指数(速報値・ミシガン大学調査)、6月の米住宅着工件数、6月の米建設許可件数など。

出所:MINKABU PRESS

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