話題株ピックアップ【夕刊】(3):Aiming、3DM、ズーム

注目
2020年7月17日 15時19分

■大阪油化工業 <4124>  1,380円  +49 円 (+3.7%) 一時ストップ高   本日終値

大阪油化工業<4124>が年初来高値を更新。16日の取引終了後、20年9月期の連結業績予想について、営業利益を7600万円から1億1000万円へ、最終利益を5200万円から7500万円へ上方修正しており、これが好感された。新型コロナウイルスの影響による顧客の在庫調整が影響し売上高は12億3000万円から10億5000万円へ下方修正したものの、製造コストをはじめとしたその他の経費節減に努めたことから利益は上振れるとしている。なお、前期は連結決算を行っていないため、前期との比較はない。

■ミクロン精密 <6159>  1,050円  +35 円 (+3.5%)  本日終値

ミクロン精密<6159>が大幅反発。16日の取引終了後、上限を2万7000株(発行済み株数の0.44%)、2740万円とする自社株を17日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表したことが好感された。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び財務戦略を可能にするためという。

■オーウエル <7670>  586円  +14 円 (+2.5%)  本日終値

オーウエル<7670>が3日続伸。16日の取引終了後、航空認証の国際規格「AS/EN9120」を取得したと発表しており、これが好感された。今回の認証取得は、航空宇宙関連の部品を製造している顧客に対して、塗料供給の品質を確保するとともに、今後の航空宇宙産業の発展を見据えた新たなビジネスの創造を図ることが目的としている。

■アクモス <6888>  607円  +12 円 (+2.0%)  本日終値

アクモス<6888>はしっかり。16日の取引終了後、配当方針を変更すると発表しており、これが好感された。従来は、個別の当期純利益に対する配当性向30%を目標に連結業績を勘案するとしていたが、連結純利益に対する配当性向30%以上を目標にするとしており、20年6月期業績の期末一括配当予想5円に関しても増配の可能性があるとの思惑が株価を下支えしているようだ。

■JKホールディングス <9896>  793円  +8 円 (+1.0%)  本日終値

JKホールディングス<9896>が反発。16日の取引終了後、京都板硝子(京都市南区)の全株式を取得し子会社化したと発表しており、これが好感された。京都板硝子は、日本板硝子<5202>の100%子会社で、京都府を中心に建築用ガラス、住宅サッシなどの卸売及び施工を展開している。今回、毎期安定した利益を確保している京都板硝子を子会社化することでグループ事業のシナジーが期待できると判断し株式を取得するとしている。なお、21年3月期業績への影響は軽微としている。

■高千穂交易 <2676>  917円  +7 円 (+0.8%)  本日終値

高千穂交易<2676>が反発。16日の取引終了後、フランスに本拠を置くヴェイド・セキュア社と人工知能(AI)搭載のMicrosoft365専用脅威検知ソリューション「Vade Secure for Microsoft 365」の代理店契約を締結し販売を開始したと発表しており、これが好感された。同製品は、Microsoft365とAPIベースの統合により、システム環境を変更することなく容易にソリューションのインストールが可能な点が特徴。また、ヴェイド・セキュア社が保護している世界76カ国、6億個以上のメールボックスから収集したデータをもとに構築されたAIエンジンを備えており、既知の脅威についてはMicrosoft365のセキュリティー機能であるEOPを利用し、新たな脅威にはこのAIによる脅威検知機能で防御するとしている。

■エプコ <2311>  1,349円  +8 円 (+0.6%)  本日終値

エプコ<2311>がしっかり。16日の取引終了後、クラウド型の顧客・需給管理システムである「ENESAP」サービスを10月1日をメドにSBパワー(東京都港区)に譲渡すると発表したことが好感された。同社では、住宅のライフサイクル全般(設計・メンテナンス・リフォーム)に対して総合的にサービス提供する事業に経営資源を集中する方針であり、事業領域や対象顧客が異なる同事業を譲渡することが企業価値向上に資すると判断したという。詳細は今後協議を進めるとしており、業績に与える影響は確定次第公表するとしている。

■3DM <7777>  346円  -80 円 (-18.8%) ストップ安   本日終値

スリー・ディー・マトリックス<7777>はストップ安。16日の取引終了後、扶桑薬品工業<4538>と締結している日本での自己組織化ペプチド(RADA16)を用いた吸収性局所止血材の独占販売権許諾契約について、特許に関する表明保証違反などがあることを理由に同社から契約の解除通知を受領したと発表しており、これが嫌気された。同時に、RADA16を原材料とした止血材製品の製造委受託契約についても、契約解除の通知を受けた。止血材製品の製造については、移行期間を設けてもらい2~3カ月程度、生産・供給を継続してもらえるとしているが、今後も契約の継続に向け協議を続けていくという。なお、独占販売権許諾契約が解除された場合、予定していたマイルストーン収入は発生しない。

■Aiming <3911>  696円  -150 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値

Aiming<3911>が急落。同社がスクウェア・エニックス(東京都新宿区)と共同開発し、16日に配信を開始したスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストタクト」について、この日朝のiPhone&iPadアプリのトップセールスゲームランキングで4位にランクインした。ただ、「ドラゴンクエスト」シリーズの最新作として期待が高かっただけに、失望感から同社株に売りが出たようだ。

■ズーム <6694>  1,425円  -196 円 (-12.1%)  本日終値

ズーム<6694>は急反落。16日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、経常利益を3億8100万円から2億6200万円(前期比17.7%減)へ下方修正しており、これが嫌気されたようだ。持ち分法適用会社のZOOM UK Distributionが再建型倒産手続きの申請を行ったことに伴い、営業外費用として投資損失2億4000万円を計上したことが影響した。ただ、持ち分法適用会社ZOOM North Americaを完全子会社化したことなどにより、売上高を86億4100万円から98億8600万円(同14.8%増)へ、営業利益を3億100万円から5億7300万円(同97.0%増)へ上方修正した。なお、20年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算は、売上高17億600万円(前年同期比13.1%減)、営業損益5400万円の赤字(前年同期4200万円の黒字)、最終損益2億1800万円の赤字(同1300万円の黒字)で着地した。

●ストップ高銘柄

ウッドフレンズ <8886>  2,112円  +400 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値

ケイブ <3760>  1,755円  +300 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

Aiming <3911>  696円  -150 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値

など、3銘柄

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