株価指数先物【寄り前コメント】米ハイテク株上昇を受け短期ロングスタンス、いったんNTショートは様子見

市況
2020年7月21日 8時26分

大阪9月限ナイトセッション

日経225 22800 +150 (+0.66%)

TOPIX 1582.5 +10.0 (+0.63%)

CME先物 22790 +140

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

20日の米国市場は、NYダウ、S&P500、 ナスダックが上昇。オックスフォード大学とアストラゼネカが共同で開発を進めている新型コロナウイルスのワクチン候補に加え、ファイザーとバイオNテックが共同開発するワクチン候補で良好な治験結果が得られたことが好材料視された。また、ホワイトハウスと議会共和党の協議を受けて追加財政策への期待も高まった。売り先行で始まった米国市場だったが、これらを追い風に引けにかけてハイテク株主導で強い上昇となった。

シカゴ先物清算値は大阪比140円高の2万2790円だった。日経225先物ナイトセッションは2万2600円と日中比50円安で始まり、寄り付きを安値に2万2650~2万2700円処でのこう着が続いたが、米国市場の流れを受けて引けにかけて強い上昇基調となり、2万2800円とこの日の高値圏で取引を終えた。

アマゾン・ドット・コムがゴールドマンによる目標株価引き上げを受けて7.9%高、マイクロソフトは目標株価の引き上げが相次ぎ4.3%高、テスラは出荷台数に関する報道を受けて9.5%高となっている。ナスダック2.5%高の流れを引き継ぎ、ハイテク株への物色波及から買い優勢となりそうである。テスラの決算発表を控え深追いは禁物だが、足元で利食いが続いていたハイテク株に資金流入がみられたこともあり、日経225先物優位の相場展開が想定される。

日経225先物は25日移動平均線を支持線に5日移動平均線を挟んで推移しており、昨日は一時2万2550円まで下げる場面もみられたが、ひとまずレンジ内での推移となった。レンジ上限である2万3000円を意識したトレンドは期待しづらいが、米ハイテク株の上昇を背景に短期的な売りも仕掛けづらいだろう。まずはギャップスタート後に5日移動平均線レベルでの底堅さを見極めたいところ。底堅さを確認する場面ではショートカバーが意識されやすく、短期的なロングスタンスになろう。いったんNTショートは様子見となる。

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