米国株見通し:上げ渋りか、好業績銘柄に買いも引き続き慎重

市況
2020年7月21日 15時53分

(15時40分現在)

S&P500先物      3,264.88(+19.63)

ナスダック100先物  11,047.00(+96.00)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は150ドル高。欧州株高の波及も見込まれ、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。

20日の取引で主要3指数は上昇。ダウは8ドル高にとどまったが、続伸のナスダックは前日比2.5%高となり、相場をけん引した。ワクチン開発への期待が市場心理を押し上げ、上昇基調に振れた。本格化する企業決算は比較的良好で、好業績が見込まれるハイテクへの買いが目立つ。ただ、引き続き新型コロナウイルスの感染再拡大で先行きが不安視され、買いを抑制。制限措置の実施で経済の早期正常化への観測も弱まりつつあるようだ。

本日は上げ渋る展開となりそうだ。ワクチン開発期待や欧州連合(EU)の復興基金合意を背景としたアジアや欧州の株高が波及し、買い先行が見込まれる。引き続き企業決算にらみの展開で、これまでのように業績が想定ほど悪化していなければ買いが強まり、指数を押し上げる要因となろう。個別銘柄ではコカ・コーラやロッキード・マーチン、ノバルティスなどが注目される。ただ、「恐怖指数」(VIX)は低下傾向とはいえ、コロナ再流行への警戒で買いは引き続き慎重となろう。

《TY》

提供:フィスコ

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