東京株式(大引け)=166円高、米ナスダック最高値受け上値指向続く

市況
2020年7月21日 15時56分

21日の東京株式市場は続伸、前日の米株高などを受け上値指向が続いた。ただ、日経平均2万3000円近辺では戻り売り圧力も強く、上値は重かった。

大引けの日経平均株価は前営業日比166円74銭高の2万2884円22銭と続伸。東証1部の売買高概算は11億5171万株、売買代金概算は2兆1142億3000万円。値上がり銘柄数は1402、対して値下がり銘柄数は676、変わらずは94銘柄だった。

きょうの東京市場は前日の米国株市場で主要株指数が揃って高く、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が最高値に買われたことなどを受けて半導体関連や電子部品株などを中心に買い優勢の展開となった。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される一方、米国などで新型コロナワクチン開発への期待感が強まっており、これが全体相場を支えた。EU首脳会議が復興資金で合意したとの報道もリスクを取る動きにつながった。ただ、4連休を前に買いが手控えられ、来週から本格化する企業の決算発表を見極めたいとの思惑もあり、上値は伸びなかった。日経平均は引け際に大口売りが出て上げ幅を縮小し2万2800円台で引けた。売買代金も盛り上がりを欠いたが2兆円台に乗せた。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が2位以下を大きく引き離す売買代金をこなして上昇、任天堂<7974>が買われ、ソニー<6758>も値を上げた。SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>なども上昇した。キーエンス<6861>の上げ足も目立つ。GMOクラウド<3788>が値上がり率トップに買われ、テラスカイ<3915>も大幅高。ラクーンホールディングス<3031>、アレンザホールディングス<3546>も値を飛ばした。サムコ<6387>も物色人気となった。

半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、トヨタ自動車<7203>も弱含みで推移。ダイキン工業<6367>も軟調。オープンハウス<3288>も安い。三菱商事<8058>も売りに押された。ダントーホールディングス<5337>が急落、コシダカホールディングス<2157>、DDホールディングス<3073>なども大幅安。UACJ<5741>、太平洋セメント<5233>も値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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