31日の株式相場見通し=軟調地合い継続か、米経済指標悪化で買い手控え

市況
2020年7月31日 8時04分

31日の東京株式市場は、引き続き買い手控えムードのなか軟調な地合いが予想される。前日の米国株市場ではNYダウが225ドル安と反落。朝方に発表された4~6月期のGDPが前期比年率33%減と過去最大の減少幅を記録したほか、新規失業保険申請件数など雇用関連指標も悪化が目立ち、これが嫌気された。また、WTI原油先物価格も急落し、エネルギー関連株の下落が地合いの悪化を助長した。東京市場でも新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が高まるなか、決算発表シーズン本格化を迎え企業業績に対する不安感が売り圧力を増幅させる。一方、前日にハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸しており、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数は史上最高値を更新している。東京市場でも半導体セクターには追い風材料となるところだが、前日に低調な決算を発表したアドバンテスト<6857>の株価下落がネガティブに作用しそうだ。ただ、日経平均が下押す場面では値ごろ感からの押し目買いや日銀のETF買いなども想定され、下げ幅も限定的なものにとどまる可能性がある。

30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比225ドル92セント安の2万6313ドル65セントと反落。ナスダック総合株価指数は、同44.870ポイント高の1万587.813だった。

日程面では、6月の完全失業率・有効求人倍率、6月の鉱工業生産速報値、6月の住宅着工、7月の消費動向調査など。海外では7月の中国製造業PMI、4~6月期ユーロ圏GDP、6月の米個人所得・個人消費支出、7月の米消費者態度指数(確報値・ミシガン大学調査)など。

出所:MINKABU PRESS

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