東京株式(大引け)=629円安と大幅に6日続落、新型コロナ感染拡大を懸念

市況
2020年7月31日 15時42分

31日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に6日続落。新型コロナウイルスの感染拡大を警戒する売りが膨らみ、約1カ月ぶりに2万2000円台を割り込んだ。

大引けの日経平均株価は前日比629円23銭安の2万1710円00銭。東証1部の売買高概算は16億7899万株。売買代金概算は2兆7815億2500万円となった。値上がり銘柄数は134と全体の約6%、値下がり銘柄数は2032、変わらずは7銘柄だった。

30日の米株式市場では、NYダウが前日比225ドル安と反落。米4~6月期国内総生産(GDP)が、前期比年率32.9%減と過去最大の減少となったことなどが警戒された。これを受けた、この日の東京市場は売り先行でスタート。特に、昼過ぎに東京都の新型コロナの新規感染者数は460人超と過去最高となったと伝わると日経平均の下げ幅は拡大し、600円を超す下落となった。33業種全てが下落する全面安だった。為替はリスク回避姿勢が強まるなか、一時1ドル=104円10銭台と円高が進行した。

個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が安く、任天堂<7974>やソニー<6758>、レーザーテック<6920>、キーエンス<6861>といった値がさ株が売られた。今期業績予想が市場見通しを下回ったアドバンテスト<6857>がストップ安となったほか、決算発表を受けパナソニック<6752>やコマツ<6301>が売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>やトヨタ自動車<7203>、資生堂<4911>が値を下げた。

半面、東京エレクトロン<8035>やTDK<6762>、アンリツ<6754>が高く、富士通<6702>やZホールディングス<4689>が値を上げた。味の素<2802>やカルビー<2229>が買われた。アンジェス<4563>やプレシジョン・システム・サイエンス<7707>が急伸した。

出所:MINKABU PRESS

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