米6月コアPCE価格指数は予想外に低下、ドルは下げ止まり

市況
2020年7月31日 22時03分

米商務省が発表した6月個人所得は前月比-1.1%と、4カ月連続のマイナスで予想-0.6%を下回った。5月-4.4%からは改善。一方、6月個人消費支出(PCE)は前月比+5.6%となった。5月+8.5%に続き2カ月連続のプラスで予想も上回った。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している燃料や食品を除いたコアPCE価格指数は前年比+0.9%と、予想外に5月+1.0%から低下。FRBの2%目標達成はさらに遠のいた。

4-6月期雇用コスト指数は前期比+0.5%と、予想+0.6%を下回り1-3月期+0.8%から鈍化。2017年4-6月期以降3年ぶり低水準となった。賃金インフレも見られない。

低調な結果ながらドルは利益確定の動きも見られユーロ・ドルは1.1840-45ドルでいったん下げ止まった。ドル・円は104円85銭から105円20銭まで上昇。

【経済指標】

・米・6月コアPCE価格指数:前年比+0.9%(予想:+1.0%、5月:+1.0%)

・米・6月個人所得:前月比-1.1%(予想:-0.6%、5月:-4.4%←‐4.2%)

・米・6月個人消費支出:前月比+5.6%(予想:+5.2%、5月:+8.5%←+8.2%)

・米・4-6月期雇用コスト指数:前期比+0.5%(予想:+0.6%、1-3月期:+0.8%)

・カナダ・5月GDP:前月比+4.5%(予想:+3.5%、4月:-11.6%)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.