santecが急伸、21年3月期経常を一転増益に上方修正
santec<6777>が急伸している。株価は前営業日比17.2%高い1910円で寄りついた。7月31日の取引終了後、21年3月期上期(4~9月)の連結経常利益が9億3000万円(前年同期比2倍)になりそうだと発表。従来予想の4億8000万円(同5.3%増)から大幅上方修正となり、これが好感されている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で一部製品に出荷の延伸要請があるものの、光部品や波長可変光源の販売数量が想定以上に伸び、売上高が計画を大幅に上回ることが寄与。好採算製品の販売増加に加え、コロナ禍で旅費交通費や広告宣伝費などが減少することも利益を押し上げる。併せて、通期の同利益を従来予想の10億2000万円(前期比0.3%減)から12億円(同17.3%増)へ増額修正した。通期予想は新型コロナウイルスや米中貿易摩擦の長期化リスクを慎重に判断したという。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の同利益は前年同期比2.7倍の6億1700万円だった。