SGHDが急伸、21年3月期業績及び配当予想を上方修正
SGホールディングス<9143>が急伸している。7月31日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆2000億円から1兆2200億円(前期比4.0%増)へ、営業利益を785億円から870億円(同15.3%増)へ、純利益を485億円から525億円(同11.0%増)へ上方修正したことが好感されている。
新型コロナウイルス感染症の影響で、BtoBの取扱個数が減少した一方、巣ごもり消費によりBtoC取扱個数が増加したことが牽引する。また、幹線輸送の積載効率などの生産性向上の取り組みに加え、在宅率上昇の影響を受けて配達効率が向上していることも寄与する見通しだ。
また、業績予想の修正に伴い、従来中間22円・期末23円としていた配当予想について、中間24円・期末25円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。年間配当は49円(従来予想45円)となり、前期実績に対しては5円の増配になる予定だ。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高3176億3200万円(前年同期比9.1%増)、営業利益277億2600万円(同47.7%増)、純利益172億2400万円(同70.3%増)だった。