日本MDMがマド開け急騰、販管費減少などで上期経常を4倍増額修正
日本エム・ディ・エム<7600>がマドを開けて急騰している。7月31日の取引終了後、21年3月期上期(4~9月)の連結経常利益を従来予想の1億3000万円から5億3000万円(同56.7%減)へ4.1倍上方修正しており、これが好材料視されている。
第1四半期(4~6月)に日本の人工関節分野と脊椎固定器具分野の症例数の減少が想定より少なかったうえ、米国で5月以降、新型コロナウイルス感染症の患者数の増加率が低下し人工関節置換術が再開され、6月には更に多くの医療機関で手術が再開し想定以上に症例数が回復したことで、売上高が計画を上回る見込みになった。また、新型コロナウイルス感染症の影響で日米ともに営業活動が大幅に制限され、販管費の発生が想定を下回ることも利益押し上げ要因となる。なお、同時に発表した第1四半期の同利益は前年同期比62.2%減の2億3800万円だった。