ワコムがストップ高、オンライン教育向けの需要捉え4~6月期は営業黒字に急浮上
ワコム<6727>がストップ高に買われている。7月31日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高209億1600万円(前年同期比22.3%増)、営業損益22億1700万円の黒字(前年同期は2億5900万円の赤字)で着地しており、これが好材料視されている。
オンライン教育などの普及を受けてブランド製品事業でペンタブレット製品の販売が急拡大したことに加え、製品ミックス改善や販管費の減少も寄与し、同事業のセグメント損益は前年同期の2億600万円の赤字から14億3700万円の黒字に急浮上した。また、テクノロジーソリューション事業はOEM提供先メーカー向けにEMRテクノロジーなどの売り上げが大幅に増加し、セグメント利益は9割増益を達成した。