4日の香港市場概況:ハンセン2.0%高で4日ぶり反発、金融セクター相場けん引

市況
2020年8月4日 18時00分

4日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比488.50ポイント(2.00%)高の24946.63ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が170.68ポイント(1.70%)高の10203.88ポイントとそろって4日ぶりに反発した。売買代金は1459億7800万香港ドルにやや拡大している(3日は1304億5700万香港ドル)。(亜州リサーチ編集部)

米中の景況感改善で買われる流れ。米サプライマネジメント協会(ISM)が昨夜発表した7月の製造業景況感指数(PMI)は54.2に達し、前月の52.6から予想(53.6)以上に上向いた(2019年3月以来の高水準)。また、昨日公表された7月の財新中国製造業PMI(民間集計)は予想(51.1)を上回る52.8で着地し、約9年半ぶりの高水準に達している。中国の政策にも期待感。中国人民銀行(中央銀行)は3日、下期の金融政策について、「ターゲットを絞り、一段と柔軟化する」とウェブサイトで声明した。

中国金融セクターが相場けん引。招商銀行(3968/HK)が4.4%高、中国建設銀行(939/HK)が2.6%高、中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が4.5%高、中国人民財産保険(PICC:2328/HK)が2.8%高で引けた。

景気動向に敏感な非鉄関連セクターも高い。新疆新キン鉱業(3833/HK)が12.0%、金川集団国際資源(2362/HK)が6.6%、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が6.4%、江西カン鋒リ業(ガンフェン・リチウム:1772/HK)が5.1%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4..3%ずつ値を上げた。市況高も追い風。昨夜のロンドン金属取引所(LME)では、アルミやニッケルなど主要産品が軒並み買われた。

粤港澳大湾区(広州・香港・マカオ経済圏)関連の銘柄も物色される。広東省基盤の広深鉄路(525/HK)が10.8%高、政府系不動産デベロッパーの深センHD(深セン・インベストメント:604/HK)が7.2%高、物流ソリューションの深セン国際HD(152/HK)が2.7%高で取引を終えた。粤港澳大湾区エリアの「都市間鉄道建設計画」が着工許可されたことを材料視している。

ITネット関連もしっかり。昨夜の米株市場で、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が史上最高値を更新した流れを継いだ。ハンセン科技指数の構成銘柄では、美団点評(メイトゥアン・ディエンピン:3690/HK)が8.7%高、衆安在線財産保険(6060/HK)が7.0%高、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)が5.1%高、阿里健康信息技術(241/HK)が3.6%高、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が3.3%高と上げが目立っている。

一方、本土市場は小幅に3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%高の3371.69ポイントで取引を終えた。金融株が高い。不動産株、非鉄株、紙パルプ株、医薬品株や消費関連株の一角なども買われた。半面、ハイテク株と医薬品株は安い。軍事関連株、消費関連株の一角も売られた。

亜州リサーチ(株)

《FA》

提供:フィスコ

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