前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2020年8月5日 5時20分

■タカラスタンダード <7981>  1,377円 (-77円、-5.3%)

3日に決算を発表。「非開示だった今期経常は50%減益、未定だった配当は34円実施」が嫌気された。

タカラスタンダード <7981> が8月3日大引け後(17:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.4%減の15.3億円に大きく落ち込んだ。また、従来未定としていた今期の上期配当を17円(前年同期は17円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も17円実施する方針とした。年間配当は34円となる。

■ワークマン <7564>  9,940円 (-150円、-1.5%)

ワークマン <7564> は反落。3日の取引終了後に発表した7月度の月次速報で、既存店売上高は前年同月比21.4%増と34ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、月次売上高の好調な推移は織り込み済みとの見方が強く、また、6月の同37.2%増に比べて増収率が縮小したことから売り優勢となったようだ。7月は、広域で記録的な降水量となり、レインウェアや長靴、防水バッグなど雨関連商品の販売が伸びた一方、日照不足と梅雨寒の影響で空調ファン付ウェアなど猛暑関連商品が伸び悩んだ。なお、全店売上高は同27.9%増だった。

■ケーズホールディングス <8282>  1,406円 (-21円、-1.5%)

ケーズホールディングス <8282> が大幅反落。3日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結業績は、売上高1880億5200万円(前年同期比14.1%増)、経常利益169億5100万円(同2倍)に伸びて着地。ただ、前日の株価が5%近く上昇していたことや目先の材料出尽くし感から利益確定売りが出たようだ。同社は郊外店が多く緊急事態宣言下における昼間人口の郊外シフトがプラスに働いたほか、テレワークの普及や巣ごもり需要の高まりでパソコンや周辺機器、4K8K大型テレビ、生活家電などに特需も発生した。また、5月末から気温が上昇し、エアコンをはじめとする季節商品も好調だった。利益面では特別定額給付金が高付加価値商品の販売を後押しした。

※4日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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