株価指数先物【昼のコメント】NT倍率は14.39まで低下、日銀ETF買い入れへの思惑あるが戻り売りスタンス

市況
2020年8月7日 12時21分

日経225先物は11時30分時点、前日比120円安の2万2270円(-0.53%)前後で推移している。寄り付きは2万2420円とシカゴ先物清算値(2万2410円)にサヤ寄せする形で始まり、寄り付きを高値にじりじりと下げ幅を広げている。

東京エレクトロン <8035> など指数寄与度の大きいハイテク株の一角で利食い売りが続いているほか、決算内容が嫌気された資生堂 <4911> の下落などがセンセンチメントを弱くさせている。じり安基調が続く中、前引け後には2万2240円とナイトセッションで付けた安値(2万2250円)を下回っている。

米国市場でもナスダックが連日で最高値を更新するものの、SOX指数は小幅に下落するなど、ハイテク株に上値の重さが目立っており、物色対象の変化が意識されている。NT倍率は先物中心限月で14.39まで低下してきていることも、TOPIX優位の状況に向かわせやすいだろう。3連休を控えていることもあり、積極的にポジションが積み上がる流れにはならないだろうが、日経225先物売り、TOPIX先物買いによるNTショートのポジションを意識しておきたい。

前引けのTOPIXは0.23%のマイナスとなり、連日で下落していることから、日銀のETF買い入れの思惑で後場は底堅さが意識されやすい。しかし、東京エレクトロンや資生堂が急速に下げ幅を縮めてくることは期待しづらく、前引けにかけて売りを仕掛けた短期筋のショートカバーは意識されるものの、日経225型は戻り待ちの売りを意識したスタンスになりそうである。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.