話題株ピックアップ【夕刊】(3):ユニシス、三菱マテ、古河電
■日本ユニシス <8056> 2,879円 -481 円 (-14.3%) 本日終値 東証1部 下落率2位
6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は6%減益で着地」が嫌気された。
日本ユニシス <8056> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比6.2%減の34.9億円に減り、通期計画の256億円に対する進捗率は13.6%となり、5年平均の10.8%とほぼ同水準だった。
■ダイワボウ <3107> 6,570円 -1,090 円 (-14.2%) 本日終値 東証1部 下落率3位
6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は12%減益で着地」が嫌気された。
ダイワボウホールディングス <3107> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比11.8%減の47.8億円に減った。
■日東紡績 <3110> 4,240円 -695 円 (-14.1%) 一時ストップ安 本日終値 東証1部 下落率4位
6日に決算を発表。「非開示だった今期経常は34%減益、未定だった配当は45円実施」が嫌気された。
日東紡績 <3110> が8月6日大引け後(16:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比14.0%増の21.4億円に伸びた。また、従来未定としていた今期の上期配当を22.5円(前年同期は20円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も22.5円実施する方針とした。年間配当は45円となる。
■SBSホールディングス <2384> 2,090円 -314 円 (-13.1%) 本日終値 東証1部 下落率7位
SBSホールディングス<2384>が後場急落しマイナスに転じた。6日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算は、売上高1291億3900万円(前年同期比1.7%増)、営業損益62億4300万円(同12.5%増)、純利益41億3100万円(同23.1%増)と2ケタ増益となったが、従来予想の営業利益64億円を下回って着地したことが嫌気された。主力の物流事業で、既存顧客との取引拡大に加えて、新規顧客の獲得に注力。また、EC需要の取り込みや、生活物流や食品流通などの分野における需要の拡大が貢献した。コスト改善の進展や燃料単価が昨年に比べて落ち着いていることもあり増益となったが、売り上げの増加に伴い人件費や傭車費も増加した。なお、20年12月期通期業績予想は、売上高2650億円(前期比3.7%増)、営業利益112億円(同10.1%増)、純利益65億円(同6.9%増)の従来見通しを据え置いている。
■ヘリオス <4593> 1,464円 -201 円 (-12.1%) 本日終値
6日に決算を発表。「上期税引き前が赤字拡大で着地・4-6月期も赤字拡大」が嫌気された。
ヘリオス <4593> [東証M] が8月6日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前損益は26.2億円の赤字(前年同期は19.6億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
■三菱マテリアル <5711> 2,064円 -265 円 (-11.4%) 本日終値
6日に決算を発表。「非開示だった今期経常はトントン、未定だった配当は40円減配」が嫌気された。
三菱マテリアル <5711> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比83.8%減の31.1億円に大きく落ち込んだ。業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は40円実施する方針とした。年間配当は前期比40円減の40円に減配となる。
■古河電気工業 <5801> 2,350円 -254 円 (-9.8%) 本日終値
6日に決算を発表。「非開示だった今期営業は79%減益へ」が嫌気された。
古河電気工業 <5801> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業損益は12.3億円の赤字(前年同期は49.1億円の黒字)に転落した。
■ブロードリーフ <3673> 499円 -51 円 (-9.3%) 本日終値
ブロードリーフ<3673>は後場急落しマイナスに転じた。この日正午ごろ、20年12月期の連結業績予想について、売上高を227億円から213億円(前期比5.7%減)へ、営業利益を46億円から39億円(同13.8%減)へ、純利益を31億円から27億円(同12.7%減)へ下方修正したことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症の拡大を背景に、対面営業からオンラインを主体とした営業に切り替え商談を継続したが、オンライン対応に不慣れな商談先が相当数存在し、商談期間が想定以上に長期化したことから、上期に計画していたソフトウェア販売数が予定に届かなかったという。なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算は、売上高102億3200万円(前年同期比7.6%減)、営業利益16億2800万円(同21.7%減)、純利益10億6600万円(同21.7%減)だった。
■SUMCO <3436> 1,491円 -147 円 (-9.0%) 本日終値
6日に決算を発表。「上期経常が31%減益で着地・4-6月期も21%減益」が嫌気された。
SUMCO <3436> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比30.8%減の226億円に落ち込んだ。
■日本パーカライジング <4095> 966円 -93 円 (-8.8%) 本日終値
6日に決算を発表。「非開示だった今期経常は46%減益、未定だった配当は24円実施」が嫌気された。
日本パーカライジング <4095> が8月6日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比69.8%減の15.5億円に大きく落ち込んだ。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を12円(前年同期は11円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も12円実施する方針とした。年間配当は24円となる。
■ミズホメディー <4595> 1,514円 +300 円 (+24.7%) ストップ高 本日終値
ミズホメディー<4595>がストップ高に買われた。同社はインフルエンザ検査薬など感染症抗体やホルモンの体外診断薬を手掛けている。6日取引終了後、同社が進めていた「全自動遺伝子解析装置 Smart Gene」(PCR 法)を用いた新型コロナウイルス感染症遺伝子POCT検査キットの開発が進展し、「スマートジーン新型コロナウイルス検出試薬」を研究用試薬として発売することを発表した。発売時期は20年8月中旬以降を予定し、21年12月期の業績への影響についても、売上高へ寄与することが期待されるとし、現在精査中としている。これを材料視する買いが集中する格好となった。
■日本電子材料 <6855> 1,633円 +300 円 (+22.5%) ストップ高 本日終値
電子材料<6855>がストップ高。6日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は前年同期比8.2倍の7億5800万円に急拡大しており、これを好感する買いが入った。売上高は前年同期比31.2%増の41億8800万円に膨らんだ。サーバーやパソコン向けに需要が拡大したメモリーIC向け半導体検査用部品の販売が大きく伸びた。併せて、未定としていた通期の同利益は前期比2.2倍の22億円に拡大する見通しを示した。データセンター関連投資の拡大を背景にメモリーIC向けを中心に底堅い需要を見込む。好調な業績を踏まえ、今期の年間配当は前期比1円増の14円を実施する方針としている。
■日本パレットプール <4690> 4,135円 +700 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
日本パレットプール<4690>がストップ高。同社は6日取引終了後に、21年3月期第1四半期(4~6月)の単独決算を発表。営業利益は前年同期比3.3倍の1億9900万円となり、通期計画4億7100万円に対する進捗率は42.3%となった。売上高は同2.8%増の17億1900万円。石油化学樹脂関連企業向けレンタルが底堅く推移したほか、一般向けは顧客の商品在庫積み増しなどを背景に好調だった。また、利益面ではパレットなどのレンタル稼働率の向上やパレット回収強化による現有貸与資産の有効活用、運用面での効率化を進めたことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
●ストップ高銘柄
ジェイリース <7187> 387円 +80 円 (+26.1%) ストップ高 本日終値
ASB機械 <6284> 3,225円 +500 円 (+18.4%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
gbHD <6557> 1,524円 -400 円 (-20.8%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース