株価指数先物【引け後コメント】ナイトセッションでレンジ上限の2万3000円に乗せる

市況
2020年8月12日 17時37分

大証9月限

日経225先物 22900 +180 (+0.79%)

TOPIX先物 1610.0 +27.0 (+1.70%)

日経225先物は前日比180円高(+0.79%)の2万2900円で取引を終了。米国市場が取引終了1時間前辺りから急速に弱含んだことで、その影響が注目されたが、寄り付きは2万2750円とシカゴ先物清算値(2万2680円)を上回って始まった。現物の寄り付き後早い段階で2万2800円を回復したが、ソフトバンクグループ <9984> などの弱い値動きもあり、前場半ばには一気に2万2650円と下げに転じる場面もみられた。しかし、前引けにかけて再び強含みとなり、後場は2万2750円~2万2850円辺りでの保ち合いが続き、引け間際にはショートカバーも入り2万2900円と本日の高値で取引を終えた。 

グロース株からバリュー株へのシフトの流れがより強まる中でTOPIX優勢の展開となり、NT倍率は先物中心限月で一時14.20まで低下している。今週に入り低下基調が強まってきており、資金シフトがより強まる可能性はありそうだ。今晩の米国市場は、テスラの時間外取引での上昇などからナスダックの反発が見込まれる。

ハイテク株の反発に波及するようだと、リバランスは一巡したとの見方も台頭する。しかし、テスラの効果が限られるようだと、よりTOPIX優勢の展開が意識されよう。日経225先物はナイトセッションで2万3000円に乗せてきている。足元でのレンジ上限でもあるため、明確に上放れてくるようだと、ショートカバーの流れも強まりやすく、相対的に出遅れているバリュー株へのシフトにも向かわせやすいだろう。

手口面では、日経225先物はABNアムロが720枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが2600枚、JPモルガンが2100枚、クレディスイスが1450枚の買い越しだった。クレディスイスはCTA経由の売買と想定されるほか、米系証券経由のTOPIX先物買いが目立っている。米国同様のグロース株からバリューシフトが意識される。

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