株価指数先物【昼のコメント】SQ買い越し、通過後はこう着感の強い相場展開に

市況
2020年8月14日 12時18分

日経225先物は11時30分時点、前日比50円高の2万3260円(+0.21%)前後で推移している。米国市場の流れからやや利食い優勢とみられていたが、寄り付きは2万3270円とシカゴ先物清算値(2万3195円)を上回って始まり、その直後に2万3340円まで上げ幅を広げている。オプションSQに絡んだ売買が金額ベースで日経225型が約200億円、TOPIX型が約100億円の買い越しだったことが影響している。ただし、SQ通過後はこう着感の強い相場展開が続いており、前場半ばには2万3210円まで上げ幅を縮めている。

SQ通過後は週末モードといった形でのこう着が続いている。NT倍率は先物中心限月で朝方に14.37まで上昇したが、その後は低下傾向にあり14.29まで下がってきている。SQに絡んだ商いが日経225型を押し上げた形であり、方向感はつかみづらい。日経平均に対する寄与度の大きいソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> が軟調に推移していることもあり、後場もこう着感の強い展開が続きそうだ。もっとも、2万3000円を上回って推移しているため、仕掛け的な売りも出しづらいところだろう。

前引けのTOPIXは0.16%の上昇となり、日銀のETF買い入れはない。小幅な値動きで推移していることあり、レバETFに絡んだ調整の売買も限定的だろう。前場のレンジ推移からは2万3200円辺りを下回ってくるようだと、短期筋のショートの動きが意識される。この時点ではその後のカバーを意識したロング、一方でレンジ上限の2万3300円処では戻り売りを想定したショートになろう。

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