10万円以下で買える、増益増収&低PBR 27社 【東証1部】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散できるメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では773社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、ほぼ出揃った20年4-6月期(第1四半期)決算発表から、業績が増収増益、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄に注目してみた。
下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)4-6月期に売上高と経常利益が前年同期比で増加、(4)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる27社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは14日現在)
なお、16日(日)16時に「10万円以下で買える、増益増収&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 ┌ 経常利益 ┐ ┌─売上高─┐ 実績
コード 銘柄名 金額 増益率 4-6月期 増収率 4-6月期 PBR
<8698> マネックスG 24600 66.5 1991 8.5 14267 0.82
<8515> アイフル 24700 141 7561 5.6 31940 0.90
<1921> 巴 35500 304 444 135 4927 0.44
<7972> イトーキ 35800 37.6 2882 11.2 37707 0.35
<8613> 丸三 42700 105.0 738 8.4 4291 0.65
<8869> 明和地所 43500 2082 2378 139 19711 0.43
<8511> 日証金 50700 1.5 1759 4.3 7937 0.37
<8604> 野村 53780 143 181811 0.5 514049 0.59
<9831> ヤマダ電 55300 217 24247 8.0 406520 0.74
<1871> PS三菱 56200 26.3 1095 3.2 22630 0.71
<8596> 九州リース 58500 50.5 1248 43.4 8553 0.44
<8706> 極東証券 59300 35.6 941 12.8 2066 0.44
<6445> 蛇の目 62300 1051 1105 29.2 10513 0.47
<1719> 安藤ハザマ 65600 75.5 4378 14.8 82010 0.92
<8708> 藍沢 68900 6.3 353 1.6 3571 0.55
<8772> アサックス 69900 16.3 1065 10.2 1541 0.61
<1712> ダイセキS 72400 0.6 351 19.2 4200 0.97
<1810> 松井建 73000 17.7 1241 1.8 22644 0.56
<1898> 世紀東急 76400 183 343 14.5 15060 0.88
<1879> 新日本建 83600 6.9 1871 9.8 18315 0.66
<1870> 矢作建 85800 207 2094 31.0 23032 0.70
<7702> JMS 86500 266 685 0.6 13579 0.64
<5208> 有沢製 87300 23.2 732 0.5 10597 0.63
<9997> ベルーナ 92100 50.4 2669 5.2 48534 0.86
<6804> ホシデン 94000 66.0 1436 49.4 50688 0.54
<9508> 九州電 96400 126 26718 1.4 496158 0.74
<8289> オリンピック 97400 510 1525 18.0 29894 0.92
※単位は最低投資金額が円、経常利益・売上高が百万円、増益率・増収率が%、PBRが倍。
株探ニュース