10万円以下で買える、増益増収&低PBR 23社 【2部・新興】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散できるメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証2部・新興市場企業では781社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、ほぼ出揃った20年4-6月期(第1四半期)決算発表から、業績が増収増益、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄に注目してみた。
下表は東証2部、ジャスダック、マザーズ上場銘柄(銀行を除く)、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)4-6月期に売上高と経常利益が前年同期比で増加、(3)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる23社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは14日現在)
なお、14日(金)に配信した「10万円以下で買える、増益増収&低PBR【東証1部】編」も併せてご覧ください。
最低投資 ┌ 経常利益 ┐ ┌─売上高─┐ 実績
コード 銘柄名 市場 金額 増益率 4-6月期 増収率 4-6月期 PBR
<5906> エムケー精工 JQ 32200 24.7 328 0.3 5194 0.41
<5285> ヤマックス JQ 47100 277 147 19.0 4108 0.51
<7461> キムラ JQ 47700 32.2 665 3.3 8321 0.62
<7567> 栄電子 JQ 47700 66.7 40 8.7 1476 0.85
<4336> クリエアナ JQ 48900 87.1 116 1.6 1632 0.99
<8995> 誠建設 東2 51900 433 16 17.6 528 0.31
<4625> アトミクス JQ 62800 346 125 5.5 2402 0.40
<6743> 大同信 東2 64200 204 146 0.1 3721 0.53
<6092> エンバイオH 東M 70900 37.2 387 10.1 2371 0.90
<5237> ノザワ 東2 71500 239 390 8.7 5392 0.51
<1776> 三井住建道 東2 77400 850 228 2.8 6241 0.62
<8700> 丸八証券 JQ 79600 73.8 106 7.9 667 0.47
<1981> 協和日成 JQ 80000 29.0 129 0.7 6562 0.59
<9835> ジュンテン 東2 81200 281 949 14.3 13215 0.59
<3477> フォーライフ 東M 83800 18.9 88 18.3 2622 0.67
<4952> SDSバイオ 東2 89000 79.5 725 3.8 2305 0.97
<5280> ヨシコン JQ 89700 505 375 16.3 3137 0.34
<3951> 朝日印刷 東2 95800 68.1 817 12.7 10799 0.70
<3435> サンコテクノ 東2 97600 46.5 315 4.3 4118 0.62
<4366> ダイトーケミ 東2 98000 139 354 27.8 3453 0.89
<3059> ヒラキ 東2 98300 51.6 426 1.5 4443 0.70
<9686> 東洋テク 東2 99400 18.6 242 4.2 6219 0.49
<6144> 西部電機 東2 99800 13.9 271 16.2 5201 0.66
※単位は最低投資金額が円、経常利益・売上高が百万円、増益率・増収率が%、PBRが倍。
※今期無配の企業は除いた。
株探ニュース