17日の株式相場見通し=利益確定売り優勢か、目先スピード調整局面に
週明け17日の東京株式市場は、利益確定売りに押される展開となりそうだ。前週末の米国株市場では方向感が定まらずNYダウは小幅反発したものの、ナスダック総合指数は小反落と高安まちまちの展開となり、売買高も盛り上がりを欠き様子見ムードだった。一方、日経平均株価は前週末まで4日続伸で、この間に900円以上の上昇をみせており、足もとはスピード調整が入りやすいタイミングにある。カギを握る米国の経済指標は、強弱入りまじり依然として新型コロナウイルスの経済に及ぼす影響が懸念されるほか、先鋭化する米中摩擦への警戒感もくすぶる。ただ、下値では出遅れた機関投資家の押し目買いや日銀のETF買いに対する思惑もあり下げ幅は限定的となりそうだ。
14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比34ドル30セント高の2万7931ドル02セントと反発。ナスダック総合株価指数は、同23.203ポイント安の1万1019.301だった。
日程面では、きょうは4~6月のGDP。海外では、8月の米NY連銀製造業景気指数、8月のNAHB住宅市場指数、6月の対米証券投資など。米民主党の党大会(~20日)など。なお、韓国市場は休場となる。